2018年10月20日 砂漠の国カタールのドーハにて
最近、洪水の記事がとても多いです。しかも、普通では「洪水」というような事態にまで発展する雨の降ることがほとんどない中東の砂漠地帯での洪水が多くなっています。
今度は、中東カタールで、やはり通常ではあり得ない量の雨が降り、大洪水が発生したことが報じられていました。
10月20日のカタールのドーハの様子
AFP などの報道によれば、カタールの首都ドーハの平均年間降水量は 77ミリだそうですが、この 10月20日には、ドーハで 1日で 60ミリ近くに達した地域もあったのだとか。ほぼ 10ヵ月から 1年分くらいの雨が 1日で降ったということになりそうです。
下は、この日のカタール・ドーハ各地の様子が撮影された動画です。
https://youtu.be/nBCpcto-NSE
中東カタールの位置は下のようになります。そして、この周辺の国々もここのところ砂漠の国らしからぬ大雨や洪水に見舞われ続けています。
カタールの位置
・Google Map
この 10月に入ってからだけでも、中東での洪水に関しては、イエメン、シリア、イランに関しての洪水の以下の3つをご紹介しました。
さすがに、中東とい地域で起きる発生の回数としては以上で、また規模もそれぞれが相当な大洪水でありまして、もはや地球の気象の地域配置は、「完全に変わっていく」という渦中の中にあると考えても構わないのではないかと思われます。
ちなみに、カタールで最も降水量が多いのは 12月から 3月にかけてで、 10月は「ほぼまったく雨が降らない季節」です(カタールの 10月の月間雨量は たった 1.1 mm)。
これからがアラビア半島では雨のシーズンということで、今後の中東でのこのような事態はまだ続くかもしれません。