イランの大洪水を報じる中東メディア
この 1、2年、「中東の砂漠で大雨による洪水が起きる」ことは、それほど珍しいことでもなくなっている感じもありますが、それでも、聖書などともゆかりの深い地域での「大洪水」という現象には、黙示録的なイメージがついてまわります。
先週末、イランの北部で少なくとも過去 20年間で最大の雨量を記録した大雨が降り、砂漠地域を含むいくつかの場所で大規模な洪水が発生しました。
10月6日 イラン北部各地の状況
下は、10月6日のイラン北部各地の動画です。
https://youtu.be/zxcXoHGrT_g
この洪水で被害を受けた場所は、報道などから推測するには、以下のあたりの地域だと思われます。
・Google Map
イランでは、昨年 4月に、「 40年ぶりの大雨」により多数が犠牲となった洪水が発生していまして、その際は以下の記事でご紹介しました。
今回の雨は、雨量だけだと、この時のものを上回っていたようです。
最近の気象の大幅な変化は、中東に度重なる洪水を引き起こしていますが、今現在も、アラビア半島にサイクロンが接近していて、10月12日頃からイエメンやサウジアラビアなどを直撃する可能性が出ています。
下がそのサイクロンの進路予想図です。
サイクロン「ルバン」の10月8日から10月12日までの予想進路
・TROPICAL CYCLONE "LUBAN"
地球規模での気象パターンの大きな変化が続いています。