アルゼンチンの報道より
アルゼンチンの首都ブエノスアイレからそれほど離れていないエントレ・リオス州のディアマンテという村で最近、
「原因不明の亀裂が拡大している」
ことが報じられています。亀裂は、写真や動画で見ても、かなりの面積にわたっており、崖沿いにあると見られるディアマンテという村の状態がかなり不安な感じになっていることがわかります。
上空から撮影されたディアマンテの亀裂の状況
このディアマンテという村は、下の位置にあります。
エントレ・リオス州ディアマンテの場所
・Google Map
ブエノスアイレス、ロサリオ、コルドバといったような、このブログでよく取りあげられる場所の近辺でもあります。
亀裂は近くから撮影された画像ですと、下のような感じです。
結構、深刻そうな亀裂ですが、アルゼンチンの民間防衛の専門家たちは、最近の大雨により地盤が不安定になっていることが原因かもしれないと述べています。
当局は原因について調査を進めていますが、今のところ公式の発表はありません。
南米での「地殻の崩壊」といえば、ペルーのクスコ周辺で、今年の 2月に突如巨大な亀裂が発生し、住民たちが移転を余儀なくされることをこちらの記事でご紹介したことがありました。その後、このペルーの亀裂は 8月になってもまだ拡大を続けていることを以下の記事で取りあげています。
今年の春にペルーで発生した巨大亀裂は今も拡大を続けている…。非常事態宣言が5ヶ月間発令され続けている現地では村が消滅していた
また、関係はないでしょうけれど、今回の出来事のあったディアマンテの周辺では、今年、いろいろなことが起きていまして、以下の記事はその一部です。
以下は、ブエノスアイレス近郊で川が「突如として赤くなった」ことをご紹介したものです。
ディアマンテと近いコルドバでは、今年、「 7200万匹」というものすごい数のミツバチたちが「突然の大量死」を起こしたことを以下の記事で取りあげました。
アルゼンチンというのは、現実としての接点の意味では馴染みのない国ではあるのですけれど、このブログでは、相当な回数で取りあげさせていただいている国でもあります。
地質あるいは、それを含む環境全般に何か異変が起き続けている感じがしないでもない地域ではあります。