2018年3月27日の報道より
アルゼンチン中部のコルドバで、ミツバチの「突然の大量死」が発生したことが報じられています。
死亡したミツバチの数は「 7200万匹」という大変な数です。
3月27日のコルドバの養蜂場の風景
・RCM
コルドバの場所
・Google Map
最初、ソーシャルネット等に投稿されたものが、アルゼンチンの全国的な報道で取りあげられ、その規模の大きさから、現在世界的な関心を集めているようです。
・RCM
どの地域でのミツバチの大量死でもそうですが、このアルゼンチン・コルドバの大量死においても、確定した原因はわかっていません。原因の「推定」に関しましてはさまざまに出ていまして、その中には、「農薬が原因では」というものもあります。おそらく、ネオニコチノイド系農薬のことを言っているのだと思います。
ただ、今年になって急にコルドバ周辺でネオニコチノイド系を大量に使い出したのならともかく、実際には周辺農家の栽培方法などの状況がほとんど変わっていない中で、突然の 7200万匹の大量死という出来事が起きたわけでして、原因を農薬だけに絞るのは少し無理がありそうです。
原因についてのアルゼンチン当局の調査は続いているようですが、いずれにしても、前代未聞の出来事だったようで、コルドバの養蜂家のひとりは取材に対して以下のように述べています。
「私は現在 62歳で、生涯この地で養蜂家として暮らしていますが、こんな大量のハチの突然死は見たことがありません」
原因はともかく、数十年起きたことのなかったことが起きたということは事実のようです。