3月31日のニュージーランド・タラナキ山
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ニュージーランドの北島にあるタラナキ山にかかった笠雲が、ちょっと見たことのないような見事さを醸し出していましたので、ご紹介したいと思います。
この「タラナキ」というのは、ニュージーランドの先住民であるマオリの人たちの言葉で、英語では、エグモント山(Mount Egmont)とも呼ばれます。
・Google Map
この山は、ニュージーランドでロケが行われた 2003年のハリウッド映画『ラストサムライ』で、「富士山として」使われた山でもあります。
それほど富士山と似ているとも思いませんが、雪などが積もると、かなりの風情を醸し出します。
冠雪しているタラナキ山の様子
そんなタラナキ山に、3月31日、かなり珍しい形状の「笠雲」と分類される雲が山頂付近に出現し続けました。
笠雲は、山頂に発生しやすい性質があり、日本の富士山にもよくかかります。
最近印象的だったのは、昨年 10月にブラジルのリオデジャネイロにある「コルコバードの像」というキリスト像のある場所に発生したものでしょうか。
2017年10月29日 リオデジャネイロ・コルコバードの丘周辺に発生した笠雲
笠雲には、山頂などに集中的に発生するということもあるためか、とても印象的に映る雲のひとつでもあります。
そこに意味はなくても……いや、「雲の形状」に本当に意味がないのかどうかは、わかりません。私たちがそれを知らないだけということなのかもしれないです。