2019年12月9日 突如噴火したニュージーランドのホワイト島
・CNN
12月9日、ニュージーランド北部のプレンティー湾にある「ホワイト島」の火山が突如噴火しました。
ふだんのホワイト島
・TORSTEN BLACKWOOD / AFP
ホワイト島の場所
・Google Map
このホワイト島は、観光地としても有名な場所でもあり、毎年 1万人以上の観光客が訪れます。
報道によれば、今回の噴火の際にも「少なくとも 100人ほどの観光客が河口の付近を歩いていた」ことが確認されていて、その人たちの中の複数の人たちの安否がわかっていません。
ホワイト島の観光は、以下のように火口の中を歩くというかたちで行われるもののようで、おそらく今回の噴火には予兆がなかったと見え、警報などが出ることなく噴火してしまったようです。
通常のホワイト島での観光
・dailymail.co.uk
現地の監視カメラには、河口付近を歩く複数の人たちが記録されています。
12月9日 噴火直前のホワイト島の監視カメラより
・dailymail.co.uk
このような人たちが、100人ほどいたということですが、この中の複数と連絡が取れない状況となっているようです。
なお、このニュージーランド北部は、この2、3年、とても不安定な地質活動が続いていまして、2018年7月には、今回噴火したホワイト島の近くにあるワイオタプという場所において「泥火山の噴火」が起きています。
また、ホワイト島自体でも、2016年には「河口にある湖が消滅した」ということが起きていました。
このときから、科学者は、「ホワイト島はいつ噴火しても不思議ではない状態」だと述べていたことが報じられていました。
それでも、観光はずっと続いていたようですね。
ニュージーランド当局は、観光客の安否確認と共に、科学者たちと今後のホワイト島の活動について状況を確認していくと発表しています。