12月13日のスウェーデンSTVの報道より
鳥の大量死が見つかったスウェーデン・エルンシェルツビクの場所
・Google Map
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スウェーデン中部の沿岸沿いにあるエルンシェルツビクという静かな街で、12月13日、道路の上に大量の鳥が死亡しているのが発見されました。
大量死が発見された場所の光景
現地では死因について調査をしているようですが、今のところ原因はわかっていません。
鳥の種類については報道にないのですが、写真を見る限りは、ツグミとか、そういう系統の小鳥のように見えます。
地元の生物学者によると、毒物などが原因ではなさそうだということで、また、どうしてこの鳥たちが、集団となって同じ場所にたくさんいたのかということがわからないとのことでした。生物学者がそう言うということは、群れを作るタイプの鳥ではないということになるのかもしれません。
なお、このような「鳥が空から落ちてくる」という事例は最近どうにも多く、直近では、今年 9月下旬、50年ぶりに噴火の徴候を見せていたインドネシア・バリ島のアグン山周辺で数千羽の鳥の大量死が起きたことを、
・インドネシア・バリ島で火の神の山と呼ばれるアグン山で「大量の鳥が突然空から落ちてきた」
という記事でご紹介しました。
アグン山はその後、大噴火を起こしています。
また、昨年も以下のような鳥の大量死を記事で取りあげています。
・飛んでいる数百羽の鳥が「突然死亡して空から雨のように降ってきた」 : 米国ニュージャージー州 (2016年12月)
・カリフォルニア州レディングで続く「小鳥たちの大量死」:2月のツグミに続いて、100羽の死亡したムクドリが発見される(2016年4月5日)
この中で、原因が判明したものはなく、基本的には「すべて原因不明」ということになっていました。
今回のスウェーデンの事例でも、環境汚染などとは無関係の場所ということもあり、数百羽の鳥が「いっせいに死んだ理由」は、なかなかわかりにくいものとなりそうです。