米国ニューズウィークの記事より
今年6月からアメリカのイエローストーンで群発地震が始まったことは何度かお伝えしたことがありますが、8月31日に、群発地震が始まってからの回数が 2567回となり、過去に記録されたすべての記録を上回ったことが発表されました。
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イエローストーンの場所
イエローストーンの今年の群発地震は、始まった当初から、
・収まらないイエローストーンの群発地震。発生以来の地震の回数は500回に迫る規模に (2017/06/22)
・イエローストーンでの地震発生数が「1000回」を超える (2017/07/04)
などのように、500回とか 1000回などの節目の回数で記事にしていましたが、気づくと、8月の終わりに 2500回を超えていたのでした。
これまでの一連の群発地震の中で、最大だったのは 6月15日に記録されたマグニチュード 4.4で、過去1ヶ月では、8月21日のマグニチュード 3.3が最大の地震でした。
このイエローストーンの群発地震は、基本的にはマグニチュード1以下の小さな地震が大部分ですが、いずれにしても、これほど長期間、イエローストーンの群発地震が続くことはあまりないことです。
過去には 1985年と 2010年に、やはり 2000回を超えたことがありましたが、しかし現在のイエローストーンはいまだに群発地震が続いているため、過去最長となる可能性が高いようです。
あまり関係のないことですが、8月21日にアメリカを通過した 99年ぶりの皆既日食が、ちょうど「イエローストーン領域の上」を通過していったことを思い出します。
2017年8月21日の皆既日食のルート
これに関しては、In Deep の、
・イエローストーンの群発地震が1000回に迫る中、今年8月の「アメリカ横断皆既日食」まで2ヶ月を切る時期に思う「地表の変化のトリガーはすべて宇宙から来ている」こと
In Deep 2017/06/30
という記事でふれたことがあります。
アメリカ地質調査所はイエローストーンに対してはいかなる警報も出しておらず、安全なままの態勢ですので、群発地震が続いている以外は、特別何らかの動きがあるというわけではないですが、さらに群発地震が長く続くようですと「新しい動きが始まっている可能性」も感じないではないです。
イエローストーンの群発地震に関しては、節目ごとにご報告したいと思います。
次は 3000回ですが、そう遠い日のことでもなさそうです。
なお、先日の In Deep の、
・覚悟の時代で…神の時代に : 繰り返されるようになった「1000年に1度」の地球の厄災や、イエローストーンにも現れた「カミサマ的な形」の増加の中で思うこと (2017/09/01)
という記事で、イエローストーン国立公園の間欠泉の噴出が、何となく神がかっていたという光景をご紹介したことがあります。
今回はその時の写真を掲載して締めたいと思います。