インドでの被害を伝える2018年5月4日の報道
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インドで、過去数十年、あるいしは記録に残っている中では起きたことのないような「嵐」が吹き荒れたことが大きく報じられています。
季節性の悪天候とは違う突発的な異常な悪天候による被害が全土的に発生していて、その中でも、インド北部では「巨大な砂嵐」のために、非常におおくの人命が奪われたことが報じられています。
5月4日 砂嵐に襲われた後のインド北部の街
ラジャスターン州の街に迫る砂嵐
・"It Was A Nightmare": Foreign Media On Dust Storm That Left 125 Dead
これらの砂嵐により、インド北部のウッタルプラデーシュ州とラジャスターン州を中心として、少なくとも 150名に近い犠牲者が出ています。
また、インドでは、中部などでも激しい嵐に見舞われている場所が多く、大雨、雹、洪水などの被害が全土で拡大しています。
下の動画は、激しい嵐に見舞われてた中部のハイデラバードという街の 5月3日の様子です。
5月3日のハイデラバードの様子
https://youtu.be/j2mlX2N5aAM
砂嵐の影響受けているエリアと、上の激しい嵐が撮影されたハイデラバードは下の位置になります。
嵐の影響を受けている地域とハイデラバードの場所
・Google Map
インドは広い国で、つまり相当な範囲にわたり、前代未聞の悪天候が広がっていたということになります。
5月3日 洪水の中のハイデラバード
砂嵐に関しては、被害の全容はまだわかっていない上に、まだ何日かは、この状態が続くという予測が出されています。
インドなどの南アジアは、季節性のモンスーンの時期などに天候が荒れたり洪水が発生することはよくありますが、まだ春である 5月にここまで強力なスーパーストームが起きたことは、過去数十年では記録にないそうです。
そもそも、つい数日前に以下の記事で、インドやパキスタンが「異常に早い猛暑」をむかえていることをお伝えしたばかりで、気温は今年すでに異常な領域に入っていました。
本来のインドの天候が毎年荒れるのはこれからですので、今年はさらに厳しい夏になっていくのかもしれません。
もちろん、この先、厳しい天候が予測されているのは、今やほぼ世界全体といっていいと思いますけれど。