中米のグアテマラで、「突如発生したダストデビル」が撮影されました。
持続時間が比較的短いダストデビルが、その発生から消滅まで動画で撮影されるのはかなり珍しいことですが、スマートフォン時代ということで、どんなことでも咄嗟に撮影されることが多くなり、このような映像も増えています。
下の動画は撮影されたものの一部です。
グアテマラのダストデビル
https://www.youtube.com/watch?v=CStbL7xHgXk
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ダストデビルは、日本語では「塵旋風(じんせんぷう)」というような言葉をあてられていて、Wikipedia での説明は以下のようなものです。
塵旋風とは、地表付近の大気が渦巻状に立ち上る突風の一種である。一般的には旋風や辻風(つじかぜ)と呼ばれ、英語ではダストデビルと呼ばれる。竜巻と誤認されることがあるが、塵旋風と竜巻は根本的に異なる気象現象である。
グアテマラでダストデビルが撮影されたのは、レモリーノという場所で、おそらくグラウンドだと思われます。
グアテマラ・レモリーノの場所
・Google Map
人々がサッカーなどをしている中、突然、ダストデビルは下のような順で発生して消滅していきました。
ダストデビル発生。いきなりパワーがマックスに
数十秒後に勢いが減速
煙のように消滅
ダストデビルは、発生してから数十秒などで消えてしまうことも多いので、このような光景はなかなか見られないと思います。
それにしても、最近はこのようなわりと大規模なダストデビルの報告が多いです。
先日は、タイで「奇妙なダストデビル」が撮影されたことをご紹介したことがありましたけれど、大気現象も少しずつ変化しているのですかね。
2月27日にタイで撮影されたダストデビルのようなもの
・タイで観測された「ダストデビル」だと思われるけれど、何だか少し不思議な現象
アメリカで多発している竜巻を含めて、身近な大気の状態も、ややおかしなことになっている最近だけに、ダストデビルのような現象はまだまだこれからの増えそうな感じがします。