ペルーの報道より
ペルー南部のプーノ州にあるいくつかの地域が「前例のない雹(ひょう)嵐」に見舞われたことが報じられています。
特にフリアカという主要都市は、雹とそれに続いた洪水により一時的に都市機能が混乱に陥ったようです。
記録的な雹に見舞われたフリアカ
バスや車のタイヤなどから、雹が積もった量が目安としておわかりになるかと思いますが、何と、この雹の降った時間は「たった 10分間」でした。
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フリアカは、ペルーとボリビアの国境にあるチチカカ湖の近くにあり、標高 3800メートルに位置する街です。
フリアカの場所
・Google Map
このあたりは、今は季節的には夏の終わり頃になりますが、そんな3月のはじめに、予期せぬ雹の嵐に見舞われたようです。
報道によれば、このフリアカには、大雨に対しての排水システムがないのだそうです。
もともと雨が少ない場所なのかもしれません。
そのため、洪水には無防備で、収まるまでに大変だったようです。
上の写真などでもわかりますが、避難する暇もなく、あっという間にこのように雹が積もったようです。地区の緊急事態局によれば、建物の損傷や人的被害は確認されていないということですが、商業エリアは浸水による影響をかなり受けたようです。
南米はこの2〜3年、激しい気候に見舞われることが多いですが、「これまでになかった現象」というのがひとつのキーワードのようで、新しい気象や気候現象を数多く経験するようになっています。
雹に関していえば、南米だけではなく、世界中で本当に増えている感じもあります。