タイ東北部ウドンターニーでの現象 2017年2月27日
タイのウドンターニーで、少し奇妙な「旋風」現象が観測されました。
それが上の写真の現象なのですが、ネット上では「ダストデビル(塵旋風)」という大気現象(地表付近の大気が渦巻状に立ち上る突風の一種)というように説明されていますが、何となく不思議感の漂うダストデビルではあります。
何といっても、「先端が曲がって、しかも丸い形状のまま落下している」というのが印象的で、こういうダストデビルは今まで見たことがありません。
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なお、「ダストデビル」という現象自体は比較的よく起こるもので、上昇気流と強風が複雑に組み合わさって発生するものです。
たとえば下のような突風です。
ダストデビルの一例
・Dust devil
ダストデビルそのものは珍しいものではありませんが、今回のタイで撮影された「ダストデビルかもしれない」現象の流れは下のようになっていました。
普通だと、ダストデビルは先端の部分が放射状に広がったり、あるいは逆に細く消えていくような感じとなっていきます。
このタイのは「風以外の別の要因の力が横から加えられた」ようにも見えなくはないです。
現象の先端の部分
この現象が地上から発生した様子は撮影されているので、ダストデビルのような突風現象のひとつなのでしょうけれど、自然は不思議な形状を作ります。