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シンガポールの新たなコロナ感染者の75%が「ワクチン接種者」だと政府が発表

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コロナワクチン接種が進めば進むほどコロナ感染者が増加するというようなことは、何度か記させていただいていまして、以下のような記事ではグラフなどでも示しています。

ワクチン接種が進むとコロナの感染状況がどうなるかをいくつかの国で見てみましょう。接種率がヨーロッパでトップのマルタの感染数は1ヶ月前の200倍超
投稿日:2021年7月21日

また、以下の In Deep の記事でも、遺伝子コロナワクチンの抗体は人間の基本的な免疫に干渉するために「接種後、コロナだけではなく、なんでもかんでも感染しやすくなる」というようなことを漠然とですが、書きました。

…ワクチンとマスクがコロナ感染をさらに拡大させる上に、人の免疫を根底から破壊するメカニズム
In Deep 2021年7月27日

そのような中、国民のワクチン接種率が 70%に達しているシンガポールで、

「最近の新たな感染者の4分の3がコロナワクチンを接種した人たち」

であることが、ロイターなどにより報じられています。

シンガポールの感染は、この半月ほどで急速に拡大しています。

シンガポールの感染確認数とワクチン接種率(2021年1月1日 - 7月26日)

COVID-19 Data Explorer

今後、シンガポール政府は、ワクチン接種率を「 100%近く」にまで上げたいと述べていましたので、今後もすごいことになるとは思います。

なお、ワクチンが感染を拡大させるかもしれないことにつきましては、最近の日本の国立感染症研究所のレポートの中でも、その理由が少しわかる部分があります。

以下の報告書です。

新型コロナワクチン接種後に新型コロナウイルス感染症と診断された症例に関する積極的疫学調査(第一報 2021/7/21)

この中に以下の記述があります。

国立感染症研究所の報告書より

ワクチン 1回目接種後のみならず 2回目接種後 14日以降においても、一部の症例では感染性のあるウイルスが気道検体中に検出されたことから、二次感染リスクも否定できないことがわかった。

また、ワクチン接種後感染者から検出されるウイルスは、ワクチン接種により付与された免疫を回避できる新規の変異を有するウイルスではなく、同時期に国内各地域で流行しているウイルスであった。

これらの結果より、ワクチン接種後であっても、その時点で流行しているウイルスが感染することがあること、および、ワクチン接種後感染例の一部では二次感染しうることが示唆され、ワクチン接種者における感染防止対策の継続は重要と考えられた。 niid.go.jp

この、

> ワクチン接種者における感染防止対策の継続は重要と考えられた。

というのは、つまりは、「ワクチンを打っても、マスクや社会的距離を含めたすべての制限措置を守り続ける必要がある」という意味で、それ以上に、

「ワクチンを打った人たちは、特に感染を広げる可能性があるので、以前より感染拡大に注意をしなくてはならない」

ということなのかもしれません。

アメリカでも、いっときは、ワクチンを接種した人たちは、マスクを外していいということになっていましたが、昨日また変更されまして、「ワクチンを接種した人もマスク着用を」という方針に変わりました。

ワクチン接種者もマスク着用を 米、コロナ流行地域で指針変更

米疾病対策センター(CDC)は27日、新型コロナウイルス対策のマスク着用をめぐる指針を変更し、感染が広まっている地域ではワクチン接種を済ませた人も屋内でのマスク着用を再開するべきとした。

CDC所長は、感染が急拡大している地域でのCDCの指針として、ワクチン接種を完了した人にも「公共の屋内環境でのマスク着用を推奨する」と発表。指針変更の理由として、感染力の高い変異株「デルタ株」が国内各地で急速に広がっていることを指摘した。 AFP 2021/07/28)

そして、最近の In Deep の記事でも書きましたけれど、「マスク着用には感染を拡大させる要素」がメカニズム的にありまして、つまり、「どのみち終わらせない」ということのようです。

シンガポールの感染状況を報じていた米ロイターの記事をご紹介します。


シンガポールでの最近の COVID-19 症例の 75%はワクチン接種を受けた人たちだが、発症する人はほとんどいない

Reuters 2021/07/23

過去 4週間で、シンガポールの COVID-19 感染の 4分の3が、予防接種を受けた人たちで占められたが、深刻な症状を呈した人はいなかったことをシンガポール政府のデータは示している。

データは、ワクチンが重症例の予防に非常に効果的であることを示しているが、接種された人たちでさえ他者に伝染させる可能性があるため、ワクチン接種だけでは感染を止めるのに十分ではない可能性があることも強調している。

7月22日のデータによると、過去 28日間にシンガポールで発生した 1,096例の感染確認者のうち 484件、つまり約 44%が二度のワクチン接種を受けた人たちであり、30%は、一回目のワクチン接種を受けた人たちだった。感染者のうちの 25%はワクチン接種を受けていない人たちだった。

重篤な症例の 7例は酸素吸入を必要とし、もう 1例は集中治療室で重篤な状態にあったが、これらの 8例のいずれも完全にワクチン接種されてはいなかったとシンガポール保健省は述べている。

保健省は、「ワクチン接種が感染したときに重篤な疾患を予防するのに役立つという継続的な証拠があります」と述べ、完全にワクチン接種された後に感染したすべての人々が症状を示さなかったか、軽度の症状しか示さなかったと付け加えた。

シンガポールはすでに 570万人の人口の 75%近くがワクチン接種をしており、これはアラブ首長国連邦に次ぐ世界第 2位の接種率であり、人口の半分は二度のワクチン接種を完了している。







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