ブラジルのロペス・メンデス海岸に打ち上げられたメカジキ
ブラジルのリオデジャネイロの近くに、ロペス・メンデスという場所があり、そこにあるビーチは、ブラジルで2番目に美しいとされているリゾート海岸なのですが、そこに突然、おびただしい数の「死亡したメカジキ」が打ち上げられ、普段はのどかなビーチが、報道の文字をお借りすれば、「恐怖の場所となってしまった」という出来事が起きています。
・BOA
私自身は、メカジキだけの大量死という出来事は、過去にはあったのかもしないですが、これが初めて見聞きするもののように思います。
ロペス・メンデスの場所
・Google Map
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このロペス・メンデスのビーチは、ふだんは下のような光景の非常に美しいビーチです。
ふだんのロペス・メンデスのビーチ
そのビーチが、ある朝、下の様相を呈してしまったのでした。
2016年4月11日のロペス・メンデスのビーチ
下は動画ですが、打ち上げられた範囲がかなり広いことがわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=YzVWB4iganw
大量死の原因は、当局の考えでは、水質の悪化と、あるいは「乱獲」が原因ではないかとしているようですが、水質悪化にしても、乱獲にしても、メカジキ「だけ」が大量に打ち上げられるという現象は、やや不思議です。
最近の南米の海は、いろいろな意味で荒れていて、南米チリでは、以下のような記事をこの1ヵ月程度の中で書きました。
・南米チリで有毒な「藻」の大発生で2300万匹の養殖サーモンが大量死し、同国の魚輸出産業の崩壊の危機に (2016/03/14)
・南米チリで続く大量死:4トンの死んだイワシが海岸に打ち上げられる (2016/03/21)
・南米チリで連続する大規模な魚の大量死。今度は600トンのイワシが海岸に打ち上げられる (2016/04/14)
海で何かが起きていることは確かなのかもしれないですが、この先も、こんなような大量死が続いていくのですかね。
なお、今回、メカジキの大量死が起きた場所は、リオデジャネイロオリンピックの開催地にもとても近いです。