4月19日に噴火したメキシコのポポカテペトル山
環太平洋火山帯を中心として、地震と火山活動が活発な状態のままとなっていますが、現在、世界では 38にものぼる火山が噴火しています。
下は、4月21日時点で噴火中の火山(▲)と、活動進行中の火山(▲)、そして、噴火の可能性がある火山(▲)を示したものです。
この他に、イタリアで1つ、アフリカで3つの火山が噴火しています。
それにしても、上の図を見ていますと「環太平洋火山帯」という言葉が、まったく現実をあらわしている言葉であることがよくわかります。
日本とインドネシア、そしてカムチャッカ半島は、火山のマークで「国土の地図が消えてしまっている」というほど火山が多いですが、次第に「赤」のマークが増えてきています。
そして、九州で地震のあった週(4月13日から19日の週)だけで、世界では「1週間で7つ」もの火山が噴火したのでした。それらはすべて環太平洋火山帯の上にあります。
それ以外に、16の火山の活動が進行していて、いつ噴火してもおかしくない状態にあります。
それらの火山をリストアップしておきたいと思います。
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2016年4月13日から19日までの間に噴火した火山
4月19日 サンガイ山 / エクアドル
・ecuador-travel.net
4月18日 ポポカテペトル山 / メキシコ
・AFP
4月17日 姶良カルデラ(桜島) / 日本
4月16日 クリーブランド山 / 米国(アラスカ州)
・KTVA
4月16日 クリンチ山 / インドネシア
4月15日 ビヤリカ山 / チリ
4月14日 クリュチェフスカヤ山 / ロシア(カムチャッカ半島)
他に現在、活動が進行中の火山は以下の通りです。
- アライド島(日本名「阿頼度島」) / 千島列島
- 阿蘇山 / 日本
- コリマ山 / メキシコ
- ドゥコノ山 / インドネシア
- フエゴ山 / グアテマラ
- カリムスキー山 / ロシア(カムチャッカ半島)
- キラウエア火山 / 米国(ハワイ州)
- ネバド・デル・ルイス火山 / コロンビア
- ネバドス・デ・チジャン火山 / チリ
- レベンタドル火山 / エクアドル
- サンタマリア山 / グアテマラ (※ 4月21日に噴火)
- スメル山 / インドネシア
- シベルチ山 / ロシア(カムチャッカ半島)
- シナブン山 / インドネシア
- 諏訪之瀬島 / 日本
- テンガー・カルデラ / インドネシア
これらの火山も、噴火活動が継続していますので、いつでも噴火する可能性があります。