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世界中で「紫色の奇妙な光を放つ夕暮れ」が目撃されている。原因は、シベリアの森林火災か、増加する火山噴火の影響か、それとも…

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2019年7月29日 ドイツのザクセンで撮影された奇妙な夕暮れの光


Heiko Ulbricht




 

スペースウェザーが、ヨーロッパやアメリカなど世界中で「奇妙な夕暮れ」が目撃されていることについて報じていました。

それは、冒頭の写真のように、通常の夕暮れの赤色とは違った輝きを持つもので、また、波打っているような光の様相を見せています。それはまるで、「大気自体が輝きながら揺らいでいる」かのようでもあります。


Heiko Ulbricht

原因はよくわかっていないのですが、考えられる原因として、スペースウェザーの報道では、以下の記事でも取り上げましたロシア史上最悪の森林火災の煙が関係している部分もあるかもしれないと記しています。

ロシア・シベリアの山火事が壊滅的な状況に。山林の火災面積は東京ドーム150万個以上に相当する400万ヘクタールに達し、制御不能の状態に

上の記事でもふれましたけれど、この山林火災では、シベリアの非常に広い範囲が燃えています。

2019年7月30日の山火事の発生状況


aif.ru

このシベリアの森林火災はさらに大変なことになってきているようで、報道には「シベリアの林業が壊滅するかもしれない」というような以下のものもありました。

2019年7月30日のロシアの報道より


unian.net

このような大規模な森林火災ですので、大気中にさまざまな物質を大量に放出している可能性はあるかもしれません。

ただ、ヨーロッパだけならともかく、アメリカでも奇妙な夕焼けが観測されているということで、何か世界的に「大気に異変」が起きている可能性もあるのかもしれません。

スペースウェザーの記事をご紹介しておきたいと思います。


STRANGE SUNSETS OBSERVED AS THE ARCTIC BURNS
spaceweather.com 2019/07/27

北極圏の山火事の中で観測されている強烈な夕暮れ

現在、北極圏で大規模な火災が発生している。シベリアだけでも 200万ヘクタールが延焼している(※ その後 300万ヘクタール以上に拡大)。これは寒帯で発生した山林火災としては、過去 1万年で最悪の規模となっている。

このような状況の中、世界中の空の観測者たちが「奇妙な夕陽」を目撃し続けているのは、偶然なのだろうか。写真(冒頭の写真)は、ドイツとチェコの国境で撮影されたものだ。撮影者は、以下のように延べている。

「大気中の塵の層が、波紋と波を夕暮れの中に形成したようです。日没直後には、極端な紫色の光も出現ししました」

米カリフォルニア州のョシュアツリーでも、同じ光が観測された。観測者はこのように言う。

「その光景は、 1991年にフィリピンのピナツボ火山が噴火した後に見た噴火の中での夕日を思い出させるものでした」

下がその光景だ。ドイツで目撃されたのと同じ紫色の光と、波の模様が出ている。


Don Davis

この現象について、大気光学の専門家であるレス・コーリー(Les Cowley)氏は、「この光の輝きと雲の構造は、ほぼ確実に成層圏で起きているものだと思えます」と述べる。

大気中で何かが起きている。

原因として最も疑わしいのは、シベリアでの山火事から発生しているエアロゾルではないかと考えられる。しかし、科学者たちは、現在、世界中で火山活動が活発であることも関係しているかもしれないという。火山の噴煙が原因の可能性もある。







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