ハリケーン「レーン」のハワイへの接近を伝える8月24日のニューヨークタイムズ
・Hurricane Lane: Hawaii Warned of ‘Life-Threatening Impacts’ From Storm
アジアでは、日本を台風 20号が通過し、その西では、台風 19号が韓国本土を通過しようとしています(8月24日午前)。
今年のいくつかの台風を含めて「かつてなかったコース」を進む台風やハリケーンがとても多くなっています。
そして今、アメリカの基準で上から2番目の勢力であるカテゴリー 3の威力を持つハリケーン「レーン」が「ハワイを直撃」しようとしています。
もし予測とおりに直撃した場合、「ハリケーンがハワイに上陸するのは 30年ぶり」ということになります。
下は、昨日までの予想ですので、変化しているかもしれないですが、おおむね下のようなコースをとると考えられています。
ハリケーン「レーン」の予想進路
・ABC News
これを見ますと、観光客が最も多いオアフ島と、そしてカウアイ島は、直撃に近い影響を受けるような感じです。
これを受けて、アメリカのトランプ大統領は、ハワイ州に非常事態を宣言し、災害救助基金の活用を指示しています。
アメリカ海洋大気局(NOAA)は 23日、ハワイ諸島は、このハリケーンにより、週末にかけて「極端な降雨」に見舞わる可能性が高いとして、「人命を脅かす洪水や土砂崩れが発生する可能性がある」と警告しました。
8月22日 買いだめで商品が消えたオアフ島のスーパーマーケット
・AFP
観光客の方や、あるいは現地にお知り合いなどがいる方などで気になることのある方は、ハワイ州の観光局が、
というページを日本語で更新していますので、ご参照下さい。
現在、オアフ島では、州立公園を含むほとんどの観光名所や観光施設が閉鎖されています。
それにしても、今年、「アメリカ本土側で発生して、ハワイに向かうコースをとったハリケーン」は、これでふたつめです。
今回のハリケーン「レーン」が、約 30年ぶりにハワイ直撃となることを考えても、やはり地球の大きな大気の流れがかなり変化してきているのだと感じます。
ですので、今後も台風などが発生した場合、常に「予測できないコース」をとる可能性もありますので、なかなか「予測不可能な気象の時代」というようなことにはなっているようです。