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中国雲南省のイナゴ被害が11の郡に拡大。農作物が危機的な状況に

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South China Morning Post




 

先月、中国南部の雲南省に隣国ラオスからイナゴが侵入したことを以下の記事でご紹介しました。

中国雲南省に隣国ラオスから大量のイナゴが侵入。人民解放軍が無人機で殺虫対応しているが
地球の記録 2020年7月10日

中国雲南省の場所

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その後の状況はわからなかったのですが、8月30日に香港の英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストが、中国南部でイナゴの被害が拡大していることを以下の記事で報じていました。

・中国南部が数十年で最悪のイナゴの蔓延と戦う中、農作物への危機が
Crops at risk as southern China battles worst locust infestation in decades
South China Morning Post 2020/08/30


South China Morning Post

これは、中東からインドやパキスタンで被害を出しているサバクトビバッタではなく、中国南部やインドシナ半島に生息する「黄色針刺タケイナゴ (Ceracris kiangsu)」という種類のものだそうです。

現在の雲南省のイナゴの拡大状況は過去数十年で最大だと報じられており、また、駆除などのコントロールもできていないようです。

その記事の要点を伝えていた中国語メディア NTD の記事をご紹介します。

 


 

雲南省のイナゴ疫病が11の郡で猛威を振るう

云南蝗灾肆虐11个县 灾情迅速扩展难以控制
NTD 2020/08/31

中国雲南省のイナゴの被害が激化している。雲南省では、11の郡と 106平方キロメートルの土地がイナゴの影響を受けていると報告されている。イナゴの災厄の拡大に​​より、多くの場所で食糧問題が引き起こされる可能性がある。

香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、黄色針刺タケイナゴは 6月にラオスから国境を越え、中国南部の雲南省江城に侵入した。その後、イナゴの群れは徐々に北上し、影響範囲を急速に拡大している。

8月17日現在で、雲南省の被災地は 11の郡と 106平方キロメートルの土地に達している。今回のイナゴの大群の数はこの数十年で最大であり、地元の農家は有効な手段を見出せていない。

現在、雲南省政府は何万人もの調査員を派遣し、被害状況を調査している。しかし、雲南省の地元の調査官たちは、山中で移動性の高いバッタの群れを制御することは非常に難しいと述べた。

雲南省の当局によると、主な被害作物の対象は、竹、オオバコ、ゾンゲアシ、トウモロコシなどの植物だという。

当局はまた、イナゴの繁殖期は 8月であると語り、いったん大量の卵がその地域に産卵されれば、今後の被害拡大の予防と管理に対する圧力を増大させると語る。

以前からの中国の洪水とアフリカ豚熱がすでに中国の食糧供給に危機を引き起こしている中で、イナゴ被害の出現は、中国の食糧安全保障に別のリスク要因を追加することになった。

中国のトウモロコシの需要は、今後 12か月で 1600万トンを超えると予想されている。







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