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ドイツで「ハイパーインフレーション」の兆し。4月4日から食料品等の小売価格が前週より20 - 50%高い価格表示に

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First Squawk




 

このところ、食糧とエネルギーに関してのロシアの政策が過激、かつ(戦時下での非友好国に対しての政策としては)的確となっていることを以下の記事などで取り上げています。

 

[記事] 「私たちロシアは、非友好国への食糧輸出を完全に停止する」と元大統領のメドヴェージェフ氏が計画を発表
 投稿日:2022年4月2日

[記事] ロシアがヨーロッパへの天然ガスの供給を完全に停止。そしてアメリカの液化天然ガスの供給能力が限界に来ていることも判明
 投稿日:2022年4月3日

 

結果として、西側の対ロシア制裁のほとんどが、「倍加した」ブーメランとして西側に返ってきているわけで、最近の In Deep の記事では、いくつかの例にふれています。

 

[記事] 誰を崩壊させるための対ロシア制裁なのか。目指すのは西の自死? それともこれもいわゆるグレートリセットへの道?
 In Deep 2022年4月2日

 

そのような既知のガイダンス政策の影響が大変早く現れているのが、ドイツであることが報じられています。

今日、4月4日の月曜日からスーパーなどの小売店での食糧価格が改定され、唐突ともいえる「 20%から 50%高い価格」が表示されることが伝えられていました。

その一部としては以下のようになっています。

 

2022年4月4日のドイツの標準価格の上昇率(前週比)

・パン    7% 上昇
・バター  20.4% 上昇
・キュウリ 30.3% 上昇
・タマゴ  16.3% 上昇
・レタス  17.1% 上昇
・トマト  27% 上場

First Squawk

 

これが、価格が上昇し続けた結果ではなく「初動」だということに注意するべきであると共に、戦争や制裁、そして、今年の各国の農作業状況が不振に陥る可能性がある問題(肥料やエネルギー価格が上昇している等)から考えますと、この状態がエスカレートする可能性もあります。

米ゼロヘッジは、以下の表現を使っていました。

 

> 月曜日、ドイツは恐ろしいワイマールのハイパーインフレーションの復活に向けて一歩を踏み出す。

 

現在のドイツのインフレーションの状況は以下のようになっています。

ドイツの1997年-2022年までのインフレーション率の推移

zerohedge.com

 

ドイツでの日常品と食糧価格の高騰について報じた米ゼロヘッジの記事をご紹介させていただきます。

なお、この記事は「ドイツでそういうようなことが起きている」ことをご紹介するものではありません。

同じことが日本でもすぐに続く可能性があるという意味の記事です。


ドイツの小売業者は月曜日に食料価格を20-50%引き上げる

German Retailers To Increase Food Prices By 20-50% On Monday
Zero Hedge 2022/04/04

ドイツ当局が、2月の消費者物価指数が年率 7.6%のペースで急上昇し、ひとつの世代の中としては最も高いインフレ率を報告してからわずか数日後、さらに高い価格となることが伝えられている。

 

4月4日の月曜日から、ドイツでは、まるでワイマールのハイパーインフレーションの復活のような一歩を踏み出す。

ドイツ小売協会(HDE)によると、消費者たちは、日用品や食料品の値上げの波に備える必要があり、ロイター通信がその価格を報告している通り、ドイツの小売チェーンでは、小売り価格が 20〜50%という爆発的な上昇を示す。

 

ドイツの小売チェーンは、月曜日から食料価格を20-50%引き上げる

ウクライナで戦争が勃発する前でさえ、ドイツでは、エネルギー価格の上昇の結果として、小売価格は「製品範囲全体で」約 5パーセント上昇していたと、ドイツ小売協会のジョセフ・サンクトヨハンサー会長は 4月1日に語った。

ロシアの侵攻が経済に打撃を与え、サプライチェーンがより困難になっているため、さらに別の一連の価格上昇が間近に迫っているという。

サンクトヨハンサー会長は以下のように述べた。

「値上げの第二波が来ており、確実にその上昇幅は二桁になるでしょう」

会長によると、大手の小売チェーンはすでにドイツで価格を引き上げ始めており、残りの小売チェーンもそれに続く可能性がある。

「戦争の影響が、すべてのスーパーマーケットの価格ラベルに反映されるのを間もなく見ることになると思われます」とサンクトヨハンサー会長は述べた。

 

最近、ドイツのアルディ、エデカ、グローブスなどの人気のある小売チェーンは、価格を引き上げることを余儀なくされると発表した。アルディでは、サプライヤーからの値上げにより、月曜日から肉とバターが「大幅に高価」になる。

 

「ウクライナ戦争の開始以来、私たちがこれまで経験したことのない購入価格の高騰がありました」とアルディのスポークスマンは4月1日に発表した。

2週間前、アルディは約 160品目の価格を引き上げ、1週間後には、その中のさらに 20品目が、より高価になった。他のスーパーチェーンもすぐにそれに続いた。

2月、ドイツの生活費は東西ドイツ統一以来最高水準で上昇し、日用品は平均 7.3%上昇した。ドイツ連邦統計局のデスタティス氏は、1月の 5.1%から 2月の 7.3%への急上昇は、石油とガスの価格が高騰したロシアのウクライナ侵攻の影響を反映していると述べた。

イフォー経済研究所が最近発表した調査によると、ドイツの食品小売部門のほぼすべての企業が値上げを計画している。

値上げはドイツの消費者たちにとって懸念だが、ドイツの業界の専門家たちは、「商品自体の不足や消失」がすぐに起こるとは考えていない。

しかし、ドイツ農業協会の会長は、ドイツの食糧供給は少なくとも、「あと 1年間は供給は保証されているが、その後の予測はそれほど確実ではない」と言う。

そして、スーパーマーケットのオーナーたちは、パンデミックの最初の数ヶ月以来見られなかった一種のパニック買いについて懸念をあらわしている。

すでに、ドイツのスーパーマーケットでは、特に食用油と小麦粉の購入を制限し始めており、顧客の買いだめを防いでいる。

そして、毎日の食料品の価格が 50%も急騰しつつある今、ドイツの人たちがウクライナでの戦争を永続させようとしている NATO の姿勢をどれだけ長く容認するかを見ることは興味深い。







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