地球の記録 – アース・カタストロフ・レビュー

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大規模な火山噴火が続く南太平洋バヌアツで住民たちの間に病気が蔓延

   

11月7日のバヌアツ・アンバエ島の火山噴火の様子


vk.com

11月8日の報道より


xinhuanet.com

南太平洋のバヌアツでは、今年9月に火山噴火が突如として始まって以来、活動が続いていますが、火山灰などの影響で、そのバヌアツの住民たちの間に病気が蔓延していることが報じられていました。




バヌアツの場所

Google Map

バヌアツで大規模な火山噴火が発生したのは、9月下旬のことで、その際には、

環太平洋火山帯の地震と火山活動が超活発化。南太平洋のバヌアツでは突如始まった火山の噴火により非常事態宣言
 2017/09/27

という記事で取りあげさせていただいたことがあります。

非常事態宣言が出されると共に、火山が近いアンバエ村では「全島避難」という措置がとられ、1万 5000人が島外へ避難していました。

10月13日 全島民避難後のアンバエ火山


hazardlab.jp

その後、10月下旬にバヌアツ政府は島民の帰島を決定し、人々は島へ戻りました。しかし、火山活動は相変わらずで、噴火警戒レベルも高いまま(噴火警戒レベル「3」)ですので、現実には、まだ帰島には時期が早いと思われるのですが、元の生活への立て直しを早めたいということなのだと思われます。

しかし、そのアンバエ火山の活動は活溌で、10月7日にも大噴火を起こしました。

11月7日のアンバエ島の火山の噴火


vk.com

そんな中で、そのアンバエ村で「病気が広がっている」ということが報じられていました。その報道をご紹介します。

なお、このバヌアツで起きていることは「天候と噴火の組み合わせ」によっては他のどの地域でも起こり得ることだと思われます。


Sickness spreads among Ambae villagers in Vanuatu as volcano remains active
xinhuanet 2017/11/08

火山活動が続く中、バヌアツ・アンバエ村の人々に病気が広がっている

バヌアツのモナロ火山(Monaro)の火山活動が安定し非常事態を脱したとして、バヌアツ政府が 1万人以上が島外へ避難していたアンバエ村の島民たちを島に帰す決定をしてから2週間が経つ。

その間、雨が降り続いたバヌアツには病気と恐怖が蔓延している。

現地紙バヌアツ・デイリーポストによると、噴火警報レベルが4から3に下げられたことを受け、島民たちの帰島が始まったが、降り続く雨が火山灰をバヌアツ北部に流入して畑を荒廃させており、キャベツやタロイモなどの主要な農作物と、島民たちの飲料水が壊滅的な状態になっているという。

野菜は徹底的に洗わなければ食べられず、飲む水も不衛生であり、また、現地では火山ガスの匂いのためにいつも鼻を守っている必要があるという。

アンバエ北部のひとりの牧師は、絶え間なく噴出させる噴火の火山灰が人々の健康を著しく害しており、生存にも影響を与えかねないと語る。島民たちは酸性雨と硫黄に覆われており、異臭への不満や、体のかゆみや不快感を訴える人たちが増えている。

また、子どもたちの間で咳が蔓延し、インフルエンザの流行も起きているという。

牧師は、マスクとサングラス、そして帽子を村の人々に支給してほしいと、バヌアツ国家防災局に嘆願している。

モナロ火山のあるバヌアツ周辺では、9月から雨が降り続けている。

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