カナダ・アルバータ州の驚くべき光柱
季節が少しずつ冬に向かう中、北欧やロシアやカナダなどで非常に強い寒波に見舞われる日が多くなっていまして、その中で冒頭のような大気中の氷の結晶に光が反射する「光柱」の出現が報告されています。
また、11月8日頃から地球は磁気嵐に見舞われていましたが、それらの影響によるとみられる光の柱のようなものも各地で現れていました。
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冒頭のカナダ・アルバータ州の光柱は実に見事なものでして、普通、光柱は「まっすぐ垂直に天に向かう」のですけれど、やや傾いているようにも見え、本当に光柱なのかとも思いましたが、傾いているのはおそらく視覚的なものなのでしょうね(じゃなければ何だか変です)。
アルバータ州の光柱
カナダのアルバータ州は、非常に美しい光柱が出現しやすい場所なのか、今年の1月にも下のような光柱が撮影されています。
2017年1月にアルバータ州にあらわれた光柱
デンマーク北部では北極光だと思われる光の現象が現れ、それが「アーチ」のような形状を見せていました。まさに光のアーチであります。
デンマークの北極光
ロシアでも、オーロラを含む「光の柱」的な形状になっている光がいくつかの場所で撮影されました。
11月8日 ロシア・レニングラード地方
11月8日 ロシア・スヴェドルフスク
現在、北極からの非常に冷たい寒気である「極渦」が北半球の多くの地域に入ろうとしていまして、来週あたりにかけて場所により相当な寒気に包まれます。
その場合、さらに多くの地域でこのような光の柱が見られると思われます。
また、今回の極渦は、日本などにも影響を与える可能性もないではないので、気温の下がり方によっては北国などでそういう光の現象もあり得るかもしれません。