2018年12月26日のクラカタウ火山の噴火の様相
インドネシアのクラカタウ火山の噴火の影響と見られる津波での被害について 12月24日に書きました以下の記事では 200名以上の方が亡くなったとお伝えいたしました。
しかし、その後の 2日間で判明した犠牲者の数は大幅に増え、12月27日の時点で、死者 430名、家を失った人の数は 1万6000に上ると報じられています。
その後のクラカタウ火山の活動は収束するどころか激化しており、インドネシア当局による噴火警報レベルは最初に噴火した 12月23日より1段階上がっていまして、現在は上から2番目の警報レベルとなっています。
空中から撮影されたクラカタウ火山の噴火
クラカタウ火山の場所
・Google Map
さらに、驚いたのは、今回の噴火で、
「地図が変わった」
のです。
12月27日に人口衛星が撮影した画像では、クラカタウ火山の一帯を形成している海域は数日前とは違う地形となっているのでした。
その衛星画像は以下ですが、写真だけだとわかりづらいと思いますので、先に地図でご説明しますと、クラカタウ火山を形成する以下のエリアのうちの噴火している島の形が変わったことがわかります。
以下が衛星写真です。
以前こちらの記事でご紹介したことがありますが、クラカタウは、1880年の噴火で下のように島の様相を変えました。
今回の島の地形の変化はそれ以来のものとなると思われます。
活動がさらに大きくなる中、インドネシアの火山活動の今後がどのようなことになるのかわからなくなってきています。