2018年2月4日のインドの報道より
海の水が消えたインド・ビシャーカパトナムの位置
・Google Map
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先日、以下の記事で、メキシコのラパスという場所にある海岸と、ギリシャのアルゴリスという場所のビーチで「海岸の水が消滅して、海岸線が突然後退した」ということをご紹介しました。
・スーパームーンの影響? 皆既月食の翌日、メキシコとギリシャのビーチリゾートで「海が消える」
地球の記録 2018/02/06
今度は「インド東部のビーチの海岸から水が突然消え、海岸線が 100メートル近くも後退した」という報道がなされていたことを知りました。
2月4日 後退した元々海底だった場所を歩くインドの地元の人たち
インドのテレビ報道より
インドの地元報道では、「スーパームーンの影響により…」というように説明されていたのですけれど、ただ、スーパームーンは 1月31日のことでした。
つまり、
・01月31日 スーパーブラッドムーン(スーパームーン+皆既月食)
という事象があり、その翌日に、
・02月01日 メキシコとギリシャのビーチで海の水が消滅
というところまでの流れは(スーパームーンがここまでの潮位の変化を起こすかどうかはわからないにしても)時系列としては理解できなくもないものです。
しかし、このインドの場合、
・02月04日 インド・ビシャーカパトナムのビーチで海の水が消滅
というのは、スーパームーンから4日目のことで、さすがにこの現象を月の影響とするのはどうなのだろうと、やや思います。
そういう意味では、このインドの水の減少に関しては、「何か原因なのかは実は不明」というような雰囲気が漂ってくるような気がしないでもないです。
インドの場合も通常の干潮満潮のレベルをはるかに超えた異常な水の減少のようですので、普通の出来事ではないはずですが。
最近の海で起きている現象はどうも謎めいた感じとなってきている気がします。
なお、地元では、この現象の後に「津波が来る」とパニックになったと報道にはありますが、2月9日の時点まで津波は来ていません。