2019年1月18日 地球の最高気温と最低気温の差が105.8℃に達する
最近の地球は、気温が高くなるにしても低くなるにしても、極端な状況が多いですが、1月18日、
・この日に地球上で最も気温の低かった場所
と
・この日に地球上で最も気温の高かった場所
の気温差が 105℃に達しました。
この日、ロシアのデリャンキルという場所では、-57℃という気温が記録された一方で、歴史的な猛暑が続いているオーストラリアのティブーブッラ空港では、最高気温が 48℃にまで上がりました。
この2つの地点の気温差は、実に 105.8℃。
この日のロシアは、最低気温がマイナス 50℃以下を記録した観測地点が数多くありました。
その一方で、オーストラリアは、以下のように最高気温が 45℃を超える場所が続出しています。
ロシアの寒さについては、1月16日に以下の記事で、オイミャコンという場所で -63℃を記録したことをご紹介しましたが、このような気温が連日のようにロシアでは記録されています。
オーストラリアの猛暑は、ものすごすぎて、たとえば、CNN では下のように伝えています。
猛暑続くオーストラリア、外出避けるよう勧告 コウモリ落下、果実腐敗
CNN 2019/01/17
オーストラリア全土で記録的な猛暑が続いている。野生生物が死んだり果実が内側から腐ったりするなどの被害も拡大し、当局は外出を控えるよう呼びかけた。
CNN系列局のナインニュースによると、南オーストラリア州のポートオーガスタは15日、1962年に観測が始まって以来最高の48.5度を記録。同州タークーラは49度を記録した。
ほかの地域でも40度を超す猛暑が18日まで続く見通し。西オーストラリア州北西部の町マーブルバーでは22日連続で気温が40度を上回り、一時はほぼ50度に達した。
南オーストラリア州の州都アデレードでは、熱波に弱いコウモリが相次いで木から落下、当局はそうした動物に接触しないよう呼びかけた。
ABCによると、南オーストラリア州では、モモやネクタリンなどの核果が内側から傷んで農家に被害が広がり、収穫が時間との戦いになっている。
これまでに記録されたオーストラリアの公式の最高気温は、1960年1月2日にウードナダッタという場所で記録された 50.7°Cでした。
しかし、最低気温の記録は今回の猛暑すでに更新されてまして、1月18日にヌーナという観測地点で、
「最低気温 35.9°C 」
という驚異的な気温を記録しています。
もう熱帯夜というようなレベルではないです。
もはや気温の状態が常軌を逸している感じの地球ですが、この 105℃という差が今後さらに広がっていくのかどうか。