5月12日のロシアの報道より
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人口 500万人を有するロシアの大都市であるサンクトペテルブルクで、5月12日、この街を通るネヴァ川という川が「突然赤くなる」という出来事が発生しました。
赤く染まったネヴァ川
赤く染まったのは「ネヴァ川」という川で、報道にあるところでは、ロシアのムルジンカという場所から始まり、サンクトベルブルグまで流れている、長さとしてはかなりの川のようです。
赤く染まったロシア・ネヴァ川の場所
・Google Map
川が赤く染まった原因はよくわかっていないようですが、最も可能性の高いのは、工場排水等による「川の汚染」ではないかということが書かれてあります。
しかし、汚染だとすると、ある程度は過去にも変色などをしたりしていても不思議ではないですが、今回突然赤くなったことには、何か他の要因も加わったのかもしれません。
サンクトペテルブルグでの水などの汚染の状況はよくわからないですが、ロシアのノリリスクという、重金属での汚染が激しい街で、一昨年、川が赤く染まったことを下の記事でご紹介したことがあります。
2016年9月 ロシア・ノリリスクで真っ赤に染まった川
この時は、ロシア天然資源省が、「未知の物質によるものであると考えられる」と、公式に発表していまして、単なる汚染ということでもなかったようです。
また、ロシアでは今年の 1月にも、チュメニという場所を流れる川が真っ赤に染まったことが大きく報じられました。下の記事で取りあげています。
上の記事にも後半でまとめていますが、昨年 2017年は、世界中で「川や湖が赤くなる」事例が相次ぎました。
原因はわからなかったものが多く、プランクトンなどの微生物、化学物質など「可能性のあるもの」は挙げられても、明確に原因がわかった事例はあまりありませんでした。
川が突然赤くなるという事象はとても印象的なものですが、今年も数多く起きていくのですかね。