3月24日、米サウスダコタ州ハワードで撮影されたオーロラ。 Christian Begeman
通常はオーロラが観測されることのない多くの地域で
3月24日に、宇宙天気予報官たちも誰も予測していなかった磁気嵐が突如として発生しました。
その規模は上から 2番目のカテゴリーである G4 クラスの強力なものとなりました。
以下の記事で書かせていただきました。
地球が、発生原因不明の「G4」クラスの深刻な地磁気嵐に見舞われている。アメリカでは北緯33度近辺でも赤いオーロラが観測されるという異常
地球の記録 2023年3月25日
この地磁気嵐に伴い、ヨーロッパと北米のの各地でオーロラが見られ、しかも全体として「赤いオーロラが中心」だったことが撮影された画像でわかります。
今回の地磁気嵐の強さを示すこととしては、北緯 30度のアメリカの「フロリダ州」でオーロラが観測されたことが報じられていることからもわかります。
フロリダでオーロラが観測されたのは、20年前と 34年前だったそうですが、フロリダ州の緯度で観測されたということは、肉眼で見えたかどうかはともかく、「ほぼ全米で観測されていた」はずです。
北米とヨーロッパで撮影された、いくつかのオーロラをご紹介したいと思いますが、とにかく今回の地磁気嵐では、「赤いオーロラが多い」です。
以下の In Deep の記事で書きましたけれど、赤いオーロラは、人間に狂気を与える作用がある可能性が実地的な観測で示されています。
太陽でXフレアと共にきわめて珍しい「太陽津波」が発生。それより気になるのは「暴力的な精神異常と関係する赤いオーロラ」が続出していること
In Deep 2023年2月18日
昨日、米テネシー州で、子どもを含む 6人が殺害された銃乱射がありましたけれど、こういう暴力的な事例はさらに増加するかもしれません。
・米テネシー州でトランジェンダー(女性から男性)が銃の乱射。子どもを含む6人が死亡 (2023/03/28)
スペースウェザーのギャラリーから、3月24日から 27日にかけて出現した赤いオーロラのいくつかをご紹介させていただきます。
2023年3月24日から27日にかけての欧米のオーロラ
英国ウェールズ・ラネリー 3月24日
Andrew Morris
カナダ・ウィリアム湖 3月24日
eniemoni
ニュージーランド・カンタベリー 3月24日
Mike White
米モンタナ州ハミルトン 3月24日
Bill Burnett
米バージニア州ルーレイ 3月24日
Peter Forister
米ワイオミング州シャイアン 3月24日
Silas Cole
英国ハーレストン 3月24日
Ian Carstairs
米ミシガン州ミアーズ 3月24日
Sarah Goodwin
米メイン州ヘブロン 3月24日
Ean Johnson