パンデミック 大量死 異常な現象

mRNA コロナワクチンによって誘導された IgG4 抗体はスパイクタンパク質に対する「免疫寛容を生み出す」という論文。つまり免疫が極端に弱まる

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mRNAワクチンが誘導する IgG4 抗体の役割

最近、アメリカ、サウジアラビア、エジプト、カナダ、メキシコなど複数の国の医学者たちによる論文が発表されました。

 

その内容は、

「 mRNAワクチンによって誘導されたIgG4抗体は、免疫系を抑制することによってスパイクタンパク質に対する免疫寛容を生み出す」

とするものでした。

ここにあります、IgG4抗体とか、 IgG3抗体とかは、なかなか面倒な概念で、これらは名称が似ているわりに、まったく異なる働きをするものですが、どちらも「感染症に対して重要な概念」です。

ここでは、非常に単純化して書かせていただきますが、

 

・ウイルス等と戦う免疫応答に重要なのは「 IgG3

・感染症に対して無意味あるいは、むしろ悪い作用があるのが「 IgG4

 

と、まあ単純化にもほどがあるという部分もありますけれど、そういう解釈で進めたいと思います。

 

昨年 12月に科学誌サイエンスに、以下のような研究が示されていました。

 

・ワクチン2回接種で、中和抗体の IgG3 が、ほぼゼロになる

・ワクチン2回接種で、IgG4 が出現し、接種3回目で悪化する

 

以下の記事の後半に、そのことにふれています。

パンデミック以来最大の危機が迫る中、「日本のコロナ死と小児の重症化」に関するショッキングなデータの内容を知る
In Deep 2022年12月31日

 

以下は、科学誌サイエンスに掲載されたグラフです。

サイエンスに掲載された論文のグラフより

science.org

左の図では、中和抗体である IgG3 が、2回目接種後から急速に減少していることがわかります(つまり免疫が弱くなる)。

そして右の図では、「増えることはあまり良くない」とされる IgG4 が、2回目接種、3回目接種の後から急増していることがわかります。

ぶっちゃけていえば、

 

「これがコロナワクチンが感染抑制に効果的ではないメカニズム」

 

ともいえますし、もっといえば、「接種キャンペーン後に感染状況が悪化するメカニズム」と言ったほうが正しいかもしれません。

打つ人が増えれば増えるほど、「スパイクタンパク質感染に対しての免疫が弱まる人が増える」ということになります。

こういう「どうしようもならない現実」は、接種キャンペーン後かなり後になってわかったものですが、今回発表された論文では、

 

「 mRNA コロナワクチンは、免疫寛容を起こす」

 

と、かなりはっきりとした結論が導き出されていました。

免疫寛容とは以下のようなことです。

免疫寛容

免疫寛容とは、過去に免疫応答(反応)を起こしたことがあったり、免疫応答を起こす可能性のある特定の抗原に対して、免疫応答を起こさない状態を指す。 日経バイオテク

 

この、

> 免疫応答を起こさない状態

が、mRNA コロナワクチンによってもたらされることを示した論文になります。

簡単に書けば、「打たないほうが感染しにくい」ということです。

 

この論文によれば、世界全体で、コロナワクチン接種総回数は、

「 133億 2000万回に達している」

のだそうです。

もう何もいえない数値ですが、これだけ膨大な数となりますと、ロットによる内容や成分のバラツキを超えて、今後も人類への影響は拡大するものと見られます。

論文の概要部分をご紹介します。簡単なものではないですが、それほど難しい言葉等も使われていませんので、医学者向けの論文であると共に、

「一般の人たちにも向けられた論文」

だと思います。

この研究者の中には、カナダの医学者であるウィリアム・マキス博士が含まれています。以下のような記事で取り上げた方です。

カナダでのブースター後の医師の突然死が途方もなく増える中、米国の各有名大学でインフルエンザワクチンやオミクロン対応コロナワクチンの「接種義務化」が進む
In Deep 2022年11月19日

接種後「精神を破壊されたアメリカの子どもたち」についてのCDCワクチン有害事象報告のデータ
地球の記録 2023年3月11日

ここから論文の概要です。




 


mRNAワクチンによって誘導されたIgG4抗体は、免疫系を抑制することによってSARS-CoV-2のスパイクタンパク質に対する免疫寛容を生み出す

IgG4 Antibodies Induced by mRNA Vaccines Generate Immune Tolerance to SARS-CoV-2’spike Protein by Suppressing the Immune System
preprints.org 2023/03/25

概要

SARS-CoV-2 による健康危機により、mRNA に基づく新しいワクチン形式の作成が実施された。

世界では、さまざまな製薬企業の製品により、約 133億 2000万回の COVID-19 ワクチンが投与され、現在までに世界の総人口の 69.7%が、少なくとも 1回の接種を受けている。

これらのワクチンは入院や重症化を防ぐが、殺菌免疫を生み出さず、人々が頻繁に再感染することを示す証拠が増えている。

最近の研究では、mRNAワクチンが免疫寛容を誘発する可能性があるという懸念も提起されており、ウイルス自体によって引き起こされる免疫寛容に加えて、COVID-19 感染の臨床経過を複雑にする可能性がある。

さらに、最近の調査では、mRNAワクチンを 2回以上注射した人で IgG4 レベルが高いことがわかった。

IgG4 レベルの上昇は、IgE (※ アレルギー反応を引き起こす免疫グロブリン)誘導効果を阻害することによってアレルゲン特異的免疫療法が成功したときに起こるのと同様に、免疫の過剰活性化を防ぐことによって保護の役割を果たしている可能性があることが示唆されている。

全体として、エビデンスは、mRNAワクチンによる反復 (複数回)ワクチン接種後に検出された IgG4 レベルの報告された増加は、防御メカニズムではないことを示唆している。

むしろ、スパイクタンパク質に対する免疫寛容メカニズムの一部であり、自然な抗ウイルス反応を抑制することにより、無抵抗の SARS-CoV2 感染と複製を促進する可能性がある。

繰り返しのワクチン接種による免疫系の IgG4 誘発性抑制は、自己免疫疾患を引き起こし、ガンの増殖を促進し、感受性のある個人では自己免疫性心筋炎を引き起こす可能性がある。







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