2016年5月15日のイスラエル英字メディアの報道より
まだ5月ですが、イスラエルをとてつもない熱波が襲っているようです。
イスラエルのほぼ全土が熱波に見舞われているようですが、特に、イスラエル最南部の紅海沿いのリゾート地エイラートでは、5月15日に「 46℃」にまで気温が上がったのだそう。
エイラートの場所
・Google Map
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この熱波のために、イスラエルの各地で山林火災が発生しているようで、夏を前にして、過酷な状況となっているようです。
山林火災の鎮火にあたるイスラエルの消防隊
インドの熱波も、先日の、
・インドの熱波は未知の領域「48.5℃」へ突入…
2016/04/27
という記事で取り上げましたように、50℃を見据えるような想像を超える熱波となっていて、もちろん「季節外れの寒さに見舞われている」という場所も結構あるのですけれど、この異常な熱波の連続は今の世界の特徴的な現象だと思います。
イスラエルの熱波について、タイムズ・オブ・イスラエルからご紹介します。
More than 370 treated in record-breaking heatwave
Times of Israel 2016/05/15
記録破りの熱波で370人以上が手当を受ける
エイラートでは気温が 46℃に達し、消防士たちは、全国各地で発生している山林火災と戦っている
イスラエルの救急医療サービスは、記録破りの気温により、5月15日までに 370人以上が手当を受けたと発表した。
5月14日の朝から、172人が失神して病院に搬送され、約 200人が熱中症などでの治療を受けた。
週末のイスラエルの異常な天候は、イスラエル各地に暑さもたらしたが、中でも、紅海のリゾート都市エイラートでは 46℃を記録し、1980年に記録された 45.2℃を上回り、観測史上最高の気温となった。
5月15日には、エルサレムの気温も 37℃にまで上昇した。テルアビブは 39℃、ハイファは 38℃、ベエル・シェバでは最高気温が 42℃に達した。
また、東エルサレムを含め、イスラエル各地で山林火災が頻発している。ベト・シェメシュなどいくつかの地域では、住民たちが山林火災のために避難するという事態となった。
これらの山林火災のため、いくつかの高速道路が閉鎖された。
火災は 5月15日の午後にはほぼ鎮火した。負傷者の報告はないという。
この熱波はさらに続くと予想されるため、消防局は市民たちに、午前9時から午後7時までは、バーベキューなど屋外での火の使用をおこなわないように勧告している。