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新型コロナウイルス最新情報 2020-02-26 ハーバード大学の科学者が「地球上の人類の最大70%がこの新型ウイルスに感染する」という見通しを発表

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閉鎖されたミラノ大聖堂前で警備にあたるイタリア軍兵士。Business Insider

2020年02月26日
患者数 80,967人
死者数 2,763人
中国での致死率 3.47%
中国以外の感染者数 2903人(前日比+431人)
中国以外の死者数  48人(前日比+11人)
中国以外での致死率 1.6%
日本の感染者数 159人(前日比+0人)





Coronavirus

2020年2月26日の新型コロナウイルスに関しての主な報道

・韓国の感染確認者が1000人に達する
・イタリアでも300人超
・中国以外の感染者が3000人に近づく
・アルジェリア、スイス、オーストリアで最初の感染確認者が発生
・サンフランシスコが緊急事態を宣言
・中国で回復した患者から次々と陽性反応が
・米ハーバード大学の教授が世界人口の70%に感染が広がると発表

新型コロナウイルスは、韓国とイタリアで感染確認事例が急増しています。

韓国では、2月26日午前10時の保健当局から発表で、感染者は前日より 169人増えて、1146人となりました。韓国の感染確認数は、2月19日には 30人でしたので、1週間で感染が 40倍ほどに拡大したことになります。

イタリアでも、感染確認者が 322人に達し、イタリアでも韓国と似たような指数関数的な増加の兆候を示しています。

中国以外での感染確認者は、前日より 400人以上増加して 2900人となり、世界的な流行の手前となってきています。

アルジェリア、スイス、オーストリアでも初めての感染確認者が出ました。

このような状況を受けて、アメリカのサンフランシスコの市長は、緊急事態を宣言したことが報じられていました。

サンフランシスコでは今のところ感染確認者は出ていないのですが、世界的に急激なペースで感染者が増加してい中で「発生への準備を」と呼びかけるためのもののようです。

なお、本日の気になる報道としては以下のふたつです。

ひとつは、「退院した患者から再び陽性反応が出た」ことを伝える報道です。

新型コロナ、中国・広東省 退院患者の14%から陽性反応

TBS NEWS 2020/02/26

新型コロナウイルスによる肺炎について、中国・広東省の衛生当局は25日、肺炎の治療後に退院した患者の14%から、再び陽性反応が出たことを明らかにしました。

広東省の衛生当局は会見を行い、新型コロナウイルスによる肺炎の治療を受け、その後、退院した患者の14%から再びウイルスの陽性反応が出たとの分析結果を明らかにしました。

衛生当局は、理由について、現時点では科学的な結論は出せないとした上で、個人の体質や病状によってウイルスが体内に残り完全に治癒できていない可能性があると指摘しています。

このような事例は以前から伝えられていて、以下のような記事で、それを取り上げていました。

中国で「感染から回復した人」が再び新型コロナウイルスに感染

武漢の医師が「2度目新型コロナウイルスの感染が多発」しており、2度目の感染時に突然死することが多いと報告

これまでは当局からの正式な発表ではなかったのですが、今回は、中国広東省の衛生当局が発表しているものであり、これは「回復しても再び感染する」という可能性、つまり「感染しても抗体が作られない」という場合があることを示しているということもあり得るのかもしれません。

あとは、アメリカのハーバード大学の科学者が、今後、地球上の人類の最大 70%がこの新型コロナウイルスに感染するだろうという見通しを発表しています。

ハーバード大教授が「来年まで世界人口の最大70%が新型肺炎に感染する」という見通し

中央日報 2020/02/26

ハーバード大学伝染病専門家が人類の最大70%が新型コロナウイルス感染症に感染するという見通しを発表した。

米国の時事週刊誌「アトランティック」によると、ハーバード大学のマーク・ リプシッチ教授は「可能性があるこの結論は、新型肺炎は、最終的な抑制がなされないと予想される」として、このように予測した。

しかし、感染したすべての人が深刻な病気を持つことを意味しないとも明らかにしており、「多くの人々が症状が軽かったり、症状がなかったりする可能性がある」と話した。

実際に慢性疾患者と高齢者の命を脅かすインフルエンザも、ほとんどの場合は医療サービスを受けずに過ぎ去り、約14%が無症状だ。

また、アトランティックは、新型肺炎が広範にわたって拡散するという考えがリップシッチ教授だけの考えではないとして、伝染病学者の間で台頭している共感としては、新型肺炎が、新しい季節性疾患になり得るということだと報じている。

新型肺炎が今のように深刻化すれば、「風邪とインフルエンザ」の季節という言葉が「風邪とインフルエンザ、新型肺炎」の季節という言葉に変わるかもしれないと伝えている。

要するに、風邪やインフルエンザのように、毎年、季節になると、新型ウイルスが流行するという事態になっていくと予測しているようです。







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