2020年02月27日
患者数 81,260人
死者数 2,770人
中国での致死率 3.47%
中国以外の感染者数 3196人(前日比+293人)
中国以外の死者数 55人(前日比+7人)
中国以外での致死率 1.7%
日本の感染者数 171人(前日比+12人)
2020年2月26日の新型コロナウイルスに関しての主な報道
・アメリカでの感染確認数が60例に急増
・イタリアの感染確認者数が400例を超える
・ノルウェーで最初の感染確認
・ブラジルで最初の感染確認
・ギリシャで最初の感染確認
・クウェートで最初の感染確認
・イラクで最初の感染確認
・バーレーンで最初の感染確認
・パキスタンで最初の感染確認
・北マケドニアで最初の感染確認
・クロアチアで最初の感染確認
・大阪の女性が陰性確認後に再度感染
・新型ウイルスの影響で愛知県の旅館が倒産
・新型ウイルスの影響で北海道のコロッケ業者が倒産
新型コロナウイルスの中国本土以外での感染拡大が急激に広まっています。
2月26日の時点で、ノルウェー、ブラジル、ギリシャ、クウェート、イラク、バーレーン、パキスタン、北マケドニア、クロアチアで最初の感染確認事例が報告されています。
中国以外の毎日の新規感染確認者数の推移は以下のようになっていまして、2月21日から急激に増加し始めた後、2月26日に、中国以外の新規患者数が 554人となっています。
グラフの直線の急角度を見ましても、唐突に感染拡大が始まっていることがわかります。この新型コロナウイルスはこういう急激な増加を示す場合が多いです。
ヨーロッパでの感染が確認された国や地域も少しずつ拡大してまして、2月26日の時点で感染確認がされた国は以下のようになっています。
2月26日の時点でヨーロッパで感染が確認された国と地域
・BBC
イタリアでの感染確認者は、400人を超え、韓国と同様、急激な感染拡大が発生しています。これを見ますと、感染拡大を止める方法はなかなか難しいことがわかります。
日本では、大阪の女性が、退院した後に「再度、陽性を示す」ということが報じられていました。
新型コロナ、陰性確認後に再び陽性 大阪のガイド女性
朝日新聞デジタル 2020/02/26
大阪府は26日、1月29日に新型コロナウイルスの感染が確認された大阪市内の40代のガイドの女性が、2月1日に退院した後の6日の検査でいったん陰性と確認されたが、26日に検査した結果、再び陽性と判明したと発表した。
当時は退院時の検査は義務づけられていなかったが、19日から、のどの違和感や胸の痛みを訴えていた。
陰性と確認した検査時に潜んでいたウイルスを検出できなかったか、再び感染した可能性があるという。女性は府内で唯一、感染が確認されていた。
このことに関しましては、昨日書きました In Deep の以下の記事で、中国で同じ例が多数報告されていることを取り上げています。
パンデミック宣言間近の新型コロナウイルスは「免疫を獲得できない」訳のわからないウイルスである可能性がさらに強くなる。中国では病院を退院した人たちの14%に再び陽性反応
ここから考えられることは、
・症状が消えた後も体内にウイルスが残っていた
・治った後、再度感染した
のどちらかで、後者の場合だと、感染しても免疫を獲得できないという可能性と結びつきます。
何ともいえないですが、厄介ではあります。
新型ウイルスの影響での倒産が出始めています。2月26日までの時点で、新型ウイルスの影響により、愛知県の旅館が倒産し、北海道のコロッケ業者が倒産したと報じられています。
また、大規模なコンサートを含む各種のイベントが次々と中止・延期されており、その経済への影響もかなりのものとなると見られます。
健康上の問題と共に、社会的、経済的な影響はいよいよ甚大なものとなってきています。