2016年11月4日の報道より
イタリア中部では、8月24日にマグニチュード 6.2の地震が発生した後、10月26日にはマグニチュード 6.1の地震、そして、10月30日には、イタリアの近代史でも最大級のマグニチュード 6.6の地震が発生し、その後も非常に多くの余震が続き、連続する地震におさまる気配が今のところは見えていない状態です。
そのイタリア中部のサンタ・ヴィットーリア・イン・マテナーノという場所で、「泥火山が形成されつつある」という報道がなされていました。
形成されつつある泥火山
サンタ・ヴィットーリア・イン・マテナーノの場所
・Google Map
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サンタ・ヴィットーリア・イン・マテナーノというのはイタリア中部の小さな村で、人口 1400人の閑静な場所らしいのですが、そこに突如として泥火山が出現したことで、ちょっとした騒動となっているようです。
最近のイタリア中部地震との位置関係は下のようになっています。
・GFZ
この泥火山が発生した原因が地震によるものかどうかはわからないですが、報道では「奇妙な現象」と位置づけられていて、この地で通常起きるような現象とは言えないようです。
現在、地質学者たちなどによって、調査が進められているとのことです。
調査するイタリアの地質当局
先日の、
・連続する地震の中、イタリア半島を縦断するアペニン山脈の中央部が40センチメートル「沈んだ」ことが明らかに
2016/11/01
という記事の「山脈が沈んだ」というのもそうですが、イタリア中部の地質活動は、通常とは違う様々な状態を見せているように感じます。