イスラエル・エイラート 2016年10月28日
イスラエルのエイラートという街で、「自動車に落雷が直撃」し、車がそのまま燃え上がった様子が撮影され、投稿されていました。
それが冒頭の写真です。
最近の一般論として、「落雷の際に車の中は安全」というものがあります。
なぜ、車の中が安全かといいますと、車は金属の箱ですので、表面をつたって地面に落ちていくからということになっています。
たとえば、下のような説明です。
自動車の中は安全? より
自動車の中にいるとき、その自動車に落雷があったらどうなるのでしょうか。
金属でできた箱に電流を流すと、電流はその箱の表面を流れます。電流は表面を伝って流れ、金属の箱の内部の空洞のところへは流れないのです。
そのため、自動車の中にいる人は落雷があっても、大丈夫なのです。
ということで、落雷に対して自動車の中は安全ということになっていますが、今回のイスラエルの自動車を直撃した落雷のその後の自動車の様子を見ますと、すぐに燃え上がったようですので、安全なのも状況次第といえそうです。
落雷でボンネット部分に大きな穴が空いた自動車
落雷が直撃した場所が少し違えば、燃え上がる以前に、えらいことになっていたのかもしれません。
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それにしても、最近は、
「本当に車の中は安全なのか?」
というような報道をわりと目にします。
9月8日 オーストラリアで走行中の車を雷が直撃 女性が負傷
・abc
9月1日 米国オクラホマ州で雷が車を直撃
走行中の車への落雷という事例はそれなりに結構あるようで、自動車にも「雷が当たることは結構当たる」ようです。
とはいえ、直撃しても人命には確かにダメージは大きくないようで、上のどちらもごく軽傷だったようです。
特に、上のオクラホマ州の例では、落雷がフロントガラスあたりを直撃したようで、その後の車内の様子は下のようになっていました。
こんな状態でも、救急隊員からの報告では「救急隊が到着した時、運転していた男性は車から降りてタバコを吸っていた」ということで、確かに車内というのは、雷から身体はある程度守られるもののようです。
ただ、これは、落ちても人体への被害が少ない可能性があるということで、車に雷が落ちないわけではないです。