2019年6月11日のロシアの報道より
今の地球は、寒冷化も温暖化もどちらの概念もあてはまらない、場所によりカオス的ともいえる気象状況が展開されています。少し前には、カナダのアルバータ州で「6月の雪」が記録されたことを以下の記事で取り上げさせていただきました。
そして、6月11日、今度は、ロシアの北欧に近いムルマンスクという街で、やはり 6月に雪が降ったことがロシアのメディアで一斉に報じられていました。
ムルマンスクは、高緯度にある地域ですが、さすがに、6月の雪は大変に珍しいことだけに、大きく報じられています。
ロシア・ムルマンスク
・Google Map
なお、6月は、北欧も含めたこれらの地方では、季節として夏ですので、「夏の雪」という文字も報道では使われていました。
ソーシャルネットにも、ムルマンスク各地から雪の写真が投稿されています。
2019年6月11日 初夏の雪に見舞われたムルマンスク
・Vlad
なお、この日のムルマンスクは、気温も 6℃と、この季節としては異例の寒さとなっていたようです。
気温 6℃を表示するムルマンスクの温度計
しかも、この写真を投稿した方によれば、前日の最高気温は「 30℃」だったそうです。
なお、現在、世界を支配しているのは、このような寒冷化だけではないです。
たとえば、インドでは記録的な「6月の猛暑」が続いていて、以下の報道のタイトルにありますように、6月で 50℃を超えるような気温となっています。
・インド北部で50.3℃ ニューデリーでは6月史上最高記録も
Yahoo! ニュース 2019/06/11
異常な気象と気温は、世界各地を覆っていまして、日本も以下の報道にありますように、地域的に降水状況がやや心配になってきています。
・北日本と西日本に少雨情報 水不足懸念
tenki.jp 2019/06/11
世界全体の状況を見ていますと、どうも、この秋以降の「食糧に関する問題」は、日本を含めて全世界的なものとなっていきそうな感じが漂っています。