2018年4月6日のインドネシア英字メディアより
2010年に 400年ぶりに噴火して以来、断続的に巨大な噴火を続けているインドネシアのシナブン山が、4月6日、またも非常に大きな爆発的噴火を起こしました。
4月6日 3.5kmの噴煙を上げるシナブン山
シナブン山の場所
・Volcano Discovery
前回の噴火は 2月19日のことで、その際には以下の記事でご紹介しています。
この 2月の噴火の後、シナブン山の活動は急速に収まっていき、その後、噴火はまったくない状態が続いていました。
このまま今回の一連の活動が終息に向かうのかというような雰囲気もあったのですが、4月6日、今年最大級ともいえる大噴火が発生したのでした。
報道によると、過去1ヶ月、静寂だったシナブン山が突然このような大噴火を起こしたことにより、周辺の人々は「混乱している」とされています。
噴火を報じるインドネシアのニュースより
この噴火による人的被害等は報告されていませんが、すでにシナブン山の一連の噴火で、少なくとも 20名の方が亡くなっているということもあり、当局は最大限の警戒をするように呼びかけています。
写真を見ると、火砕流も発生しているようです。
長引く噴火により周辺地域の火山灰による影響も大きくなり続けており、先行きが懸念されています。
しかし、日本も含めて、環太平洋火山帯の火山活動が活溌化している中、シナブン山の活動も簡単には収まることはないというのかもしれません。