2018年4月6日のハワイの報道より
活溌な活動を続けるハワイのキラウエア火山の中心の山頂にある溶岩湖(ハレマウマウ火口)で 4月6日、突然の「大爆発」がありました。
その爆発の様子
キラウエア火山の場所
・Google Map
最初、報道を読む前に写真だけを見た時には、キラウエア火山で大噴火が起きたのかと思いましたが、現地の報道によると、以下のようなことのようです。
4月6日、キラウエア火山の中央溶岩湖で、火口壁が部分的に崩壊し、爆発的な事象が発生した。爆発は午前10時28分に起きた。
爆発的事象の約 40分後に地質学者たちがハレマウマウ火口に到着した。噴出物等を記録し、ウェブカメラなど監視装置を点検した。
このようなことが起きたようです。
下は、監視カメラなどによって記録された爆発の様子をとらえた動画です。
https://youtu.be/DJtpUu2Sfw8
爆発が起きたのは、ハレマウマウ火口と呼ばれるキラウエア火山の中央部分のカルデラで、その様相は常に変わりますが、たとえば、普段は下のような姿を見せている場所です。
普段のハレマウマウ火口
この場所で今回のような大爆発が起きたということのようです。
観光客の多いハワイ島にあるキラウエア火山ですが、このハレマウマウ火口の周辺は一般には開放されていないということで、特に被害の情報はありません。
それにしても、落石だけでこんなに大きな爆発が起きるものなのですね。
今回の事象は、いわゆる巨大なマグマ噴火というものとは違うものですが、最近のように世界各地で火山噴火が頻発している中でこのようなことが起きますと、「ついにキラウエアも」と瞬間的に思ってしまうところがあるのでした。