6月14日 イタリア・エトナ山の山頂にかかった壮絶な雲
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世界の火山活動が拡大する中、活発な活動を続けるイタリア・エトナ山の山頂に驚くべき「雲」がかかり、注目を集めています。
6月14日 イタリア・エトナ山
エトナ山の場所
・Google Map
これはいわゆるレンズ雲として分類されるもので、日本語では「笠雲」とか「つるし雲」とかいろいろな名称があると思われますが、名称や分類はともかく、これだけ迫力のあるものはそう見られないはずです。
イタリアは、ここ2年ほど地質活動がとても活発となっていて、地震も多く発生していますが、エトナ火山やベスビオ山など巨大火山の活動も続いています。
また、イタリア周辺海域では、昨年、一昨年と続けて「未知の海底火山」が発見されていまして、これまで考えられていた以上に、火山に囲まれた領域であることが明らかになってきています。
2016年から2017年にイタリアで発見された未知の海底火山
これらは以下の記事などで取りあげています。
また、最近のイタリアの首都ローマでは、巨大なシンクホール事象が相次いでいることも以下の記事で今年の 2月にご紹介したことがあります。
そういう中でのエトナ山の今回のレンズ雲は、また違った示唆のようにも見えたりいたしました。
現在のところイタリアでさらに巨大な火山活動が起きる徴候は見られていませんが、世界的な火山活動の拡大の中で、今後どうなっていくかはわかりません。