パンデミック 大量死 異常な現象

英国でも米国でも、2021年以来「若い世代の心臓発作」が劇的に急増している。報道では「原因は不明」

投稿日:


ハムスターの心臓のペースメーカー細胞(赤)におけるスパイクタンパク質(緑)genengnews.com



 

謎の急増…らしいです

英国の保険当局が、「2021年以来、あまりにも心臓発作での入院事例が増えた」として、緊急の啓蒙キャンペーンを開始したことを、英国の複数のメディアが報じていました。

以下は、インディペンデントの記事の冒頭です。

英国の心臓発作事例が過去最高を記録

independent.co.uk 2023/08/15

公式統計によると、英国で、心臓発作で入院する人の数がパンデミック以来急増している。イングランドの新しいデータによると、2021年から 2022年にかけて 8万4000人以上の患者が心臓発作で入院し、これは、1年間で 7000人以上増加したことになる

最初のロックダウン以降、心臓病による死亡は、週に 500人以上増加したことも示されている。

ロックダウンの中で、一般医の治療を受けるのが困難な中、重要な薬を処方される人の数が減少しているという警告もあった。

保健当局者たちは 8月15日、あまりにも多くの症例の発見が手遅れになることを懸念し、症状のある人々に助けを求めるよう促すキャンペーンを開始する予定だ。

今週から NHS (英国民保健サービス)の広告は、胸が締め付けられる、発汗、不安感などの心臓発作の症状を経験したらすぐに999番に電話するよう人々に奨励し、人々が生き残る可能性が最も高くなるようにする。

さりげなくロックダウンのせいなどにしていますが、「心臓発作が劇的に増えたのは、2021年から」です。つまり、英国での厳格なロックダウンは基本的に終わりに向かっていた後の話です。

何が英国の心臓発作を劇的に上昇させているのかは、この報道ではふれられていませんので、公式には「原因は不明」です。

あまり関係ないかもしれないですが、以下はアメリカの CDC ワクチン有害事象報告のデータで、このような現実もあります。

ワクチン接種後の心筋炎の報告数 / 2010年-2023年までの推移

OpenVAERS / Myo-Pericarditis

2022年や 2023年は、2021年よりは減少の傾向にありますが、アメリカで、2022年や 2023年にブースターを接種した人は、「ごくわずか」ですので、このような統計になるのだと思います。

しかし、世界全体として、心臓の問題による突然死は、相変わらず継続していまして、以下は昨年のデータですが、最も心臓を酷使する人たちに属するアスリートたちの心臓突然死が数値的に異常な増加を示していました。

(記事) 「アスリートの心臓突然死」が、月平均で以前の「1700%」に達していることが判明
 In Deep 2022年6月15日

今年は、日本でも「心不全のパンデミックが起きている」と NHK が報じていたことを以下で取り上げましたが、日本も英米同様の状態になっていると推測されます。

(記事)NHKが「心不全のパンデミックが起きている」と報じる中、接種後に特に増加する症候群は何かを科学誌ネイチャーのデータから考える
 In Deep 2023年3月2日

どこでもここでも心臓疾患が急激に増加しているようですが、問題なのは、「若い人たちに増えている」ことです。

 

今回は、アメリカでの心臓発作の状況を報じていた報道をご紹介したいと思います。

その報道では、「コロナの自然感染が原因では」というように書かれていますが、仮にそうだとすれば、心臓に影響を与えるのは、「スパイクタンパク質」ですので、

「自然のものを人工的に(組み換えにより)構造も寿命も強化したスパイクタンパク質はどこから体内に入る?」

という話です。

それはともかく、先日、アメリカでの若者世代の過剰死が拡大していることについて、USAトゥディが問題提起をしたことを記事「アメリカの若者たちの原因のわからない死が拡大しており、この理由を探らなければならない…」で取り上げましたが、おそらく主要国全体の問題となっているように思われます。

2015年-2023年5月までの米国の24歳までの年齢層の超過死亡の推移

OS51388957

何より懸念されるのは、この若い世代の心臓の問題がいつ終息に至るのかがまったくわかっていないことかもしれません。





新型コロナウイルス感染症以降、若者が心臓発作で死亡する可能性が高くなっていることが研究で判明した。しかし、なぜ?

Young people are more likely to die of heart attacks post-COVID, study finds. But why?
today.com 2023/7/26

最近の研究では、25歳から44歳の人々の心臓発作が、新型コロナウイルス感染症パンデミックの最初の 2年間で予想された数と比較して 30%増加したことが判明した。原因は何か

新型コロナウイルス感染症、心臓発作と若者

ロサンゼルスのシーダーズ・サイナイ病院による 2022年9月の調査によると、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まって以来、米国ではあらゆる年齢層で心臓発作による死亡が増加している。

最も打撃を受けた年齢層は、パンデミックの最初の 2年間で心臓発作による死亡が相対的に 29.9% 増加した 25歳から 44歳までの人々だった。

これは、実際の心臓発作による死亡者数が予測数よりもほぼ 30%多かったということになる。

シーダーズ・シナイ病因の心臓専門医のスーザン・チェン博士は、以下のように述べる。

「本来なら、若者たちが心臓発作で亡くなるはずがないのは明らかです。そのような人たちが心臓発作を起こす理由はまったくありません」

シーダーズ・シナイのプレスリリースによると45歳から 64歳までの成人では心臓発作による死亡が相対的に 19.6%増加し、65歳以上では 13.7% の相対増加が見られた。

米国の心臓発作による死亡者数の増加は、オミクロンの急増を通じて継続しており、心臓発作による死亡者数の急増は米国における新型コロナウイルス感染症の急増のタイミングと一致している。

ロサンゼルス郡の救急救命士ロミオ・ロブレス氏は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、ロサンゼルス郡では心臓病に関連した 911通報が増えることが多いと語った。

「驚いたことに、私と同じほどの年齢の人たちが心停止状態にあるのが見つかるのです。そして、それは今後も予測できることです」

チェン博士は、このつながりを「偶然というよりは、明確な原因がある」と述べた。その理由について、博士は、新型コロナウイルス感染症が心血管系に大きな影響を与えている可能性があると指摘した。

「血液の粘着性を高め、血栓形成の可能性を高める可能性があるようです」とチェン博士は述べた。

「それは、血管内の炎症を引き起こすようです。また、感染症や感染症の周囲の状況に直接関係しているかどうかに関係なく、人によっては極度のストレスを引き起こし、血圧の上昇を引き起こす可能性もあるようです」

若者たちの間で相対的な心臓疾患の増加が見られている理由は明らかではないが、一説としてチェン博士は、若者たちは、より強い免疫システムを持っているため、一部の人々の心血管系に対するウイルスの影響が過剰な免疫系反応によるものである可能性があると述べた。


 

ここまでです。

本当は記事はまだ続くのですが、とにかく「原因はコロナだ、コロナだ」と、さまざまな専門家が連呼しているだけですので、割愛しました。

誰が何を連呼しても、心臓疾患のパンデミックの主要な原因はコロナの自然感染ではありません。







-パンデミック, 大量死, 異常な現象
-, ,

Copyright© 地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー , 2024 All Rights Reserved.