どこでもここでも感染が拡大しています。
それが変異株のせいなのか、ワクチン接種による集団免疫崩壊のせいなのかはわからないですが、アメリカの中でも高いワクチン接種率を誇るハワイ州の感染拡大が壊滅的な状況となっています。
ハワイのワクチン接種率は、
・1回目の接種 81%
・2回目まで接種 75%
と、アメリカの中ではかなり高いワクチン接種率となっていますが(アメリカ全体の 2回のワクチン接種率は 62%)、そのハワイの感染状況が急劇に指数関数的になっています。
以下は、アメリカ疾病予防管理センター (CDC)の 1月17日までのグラフです。
これは 7日移動平均ですが、1月15日には 1日で新たに 6000人近くの感染が確認されています。
以下は、過去 3ヵ月の毎日の感染確認数の推移です。
ハワイ州の人口は 140万人ほどです。1日 6000人という感染確認数は小さなものではありません。
ハワイは、観光が経済のメインですので、とにかく立て直したいという気持ちはあるはずで、ワクチン接種が非常に進んだのも、ハワイの人々の「観光地としてのハワイにはやく元に戻りたい」ということがあったと思われます。
以下のような報道もありました。
(報道) ハワイ・日本人客激減で損失2050億円 (2021/12/29)
また、ハワイでは、訪れた旅行者にも「ブースター接種を求める」という方針を打ち出しています。
(報道) ハワイ州政府が、来訪者にブースター接種を求める見通し (2022/01/18)
しかし、アメリカで高いワクチン接種率を誇るハワイ自体が、感染拡大によりどうしようもならなくなっているようです。
「検査もワクチンもやめればこんな数値から逃れられるのに」とは思いますが、ハワイはそうではなく、ブースター接種を拡大させ、マスクを義務化する方向を維持しています。
世界の観光地として君臨したハワイの寿命は長くはなさそうです。
観光の経済的貢献度の大きな国は多くがそうで、日本も以下の報道がありました。
(報道) 2021年の訪日客は24万人で統計開始以来最少。パンデミック前より99%減 (2022/01/19)
現状のハワイ州の失業率はわからないですが、2020年5月には、失業率が 37%に達していました。
[過去記事] 観光が崩壊したハワイの失業率が37%に達する
地球の記録 2020年5月13日
多くの国がワクチンとブースターの推進で自滅に進んでいるようです。