2018年4月1日のメッカ 降り積もった雹(ひょう)の上でポーズを取る男性
・Granizo se acumula en calles de Al-Haramayn, La Meca
4月1日、中東サウジアラビアのメッカが、かなり激しい雹嵐に見舞われました。
今年のはじめ頃は、アラビア半島やサハラ砂漠といった普段では雪や雹とほとんど関係のない場所で、頻繁にそういう気象現象が起きていました。
サウジアラビもこの冬期は奇妙な天候に何度も見舞われていましたが、まさか「4月になって」このような光景が広がるとは思いませんでした。メッカが「全面的に白く覆われる」ような大規模な雹嵐に見舞われたのです。
サウジアラビア・メッカの場所
・Google Map
現地のソーシャルネットには各地からその様子が投稿されていました。
2018年4月1日 雪のような雹に覆われたサウジアラビア・メッカ
サウジアラビアで今年激しい雹嵐が最初に発生したのは、2月24日のことでした。その時には、以下の記事でご紹介しました。
今回の雹も、写真や動画を見る限りでは、同じような激しいレベルだったと考えられます。
今年1月には下のように、非常に珍しい大雪がサウジアラビアの砂漠一面を覆ったことが報じられていました。
これはもう、アラビア半島のほうの気候は「完全に変化した」というように考えても構わないのではないでしょうか。
寒冷化やミニ氷河期などと関係があるかないかは別として、地球を流れる大きな大気の流れの方向がどんどん変化していっている気配を感じます。
これからどうなりますかね。