5月の雪を報じるアルジェリアのメディア
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最近は、アフリカ北部や中東などでも、過去数十年間とは違うパターンの気象が出現することが多くなっていますが、アフリカ大陸のアルジェリアで 5月2日、「雪が降った」と報じられています。
しかも、その量は写真を見る限りでは結構なものです。
雪が降ったのは、アルジェリア北部のバトナという町とその周辺で、下の位置になります。
アルジェリア・バトナの場所
・Google Map
地中海にも近い場所であり、地理的な感じでは温暖なイメージしかないですが、この 5月2日は各地で大雪だったようです。
現地の報道によれば、観測上は、5月の雪というのはアルジェリアの記録には残っていないようで、少なくとも過去数十年では「アルジェリアで初めての事態」ということになりそうです。
5月2日 アルジェリア・バトナの光景
なお、最近のこの地域は決して気温が低かったわけではありません。雪が降る少し前までは、気温 30℃ほどの日が続いていて、その中で突然このような日がやってきたのだそう。
今年のアルジェリアを含むアフリカ北部については、以下のような記事をご紹介していました。アルジェリアお、あるいはサハラ砂漠では、通常とは違う寒波や、嵐による洪水にたびたび見舞われていました。
大きな大気の流れそのものが変化してしまっているのだと思いますが、おそらく、今後もこれらアフリカ北部からヨーロッパ南部、そして中東の気候や気温は、安定しないことが予想されます。
場合によっては、「サハラ砂漠の夏の雪」などもあり得るかもしれません。