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中国の山東省で「満月の900倍の明るさ」を放つ火球の大爆発が観測される

投稿日:2020年8月20日 更新日:

8月16日 中国山東省で爆発した火球で夜空が青白く光り輝いた様子

中国流星監視機構(CMMO)、 spaceweather.com




 

最近、火球や小惑星の接近のニュースが多いですが、8月16日、中国の山東省にある臨沂市という場所の上空で火球の爆発が観測されたのですが、この爆発の明るさについて、中国のメディアは、

「満月の 900倍の明るさだった」

と報じています。

以下はその様子の GIF 動画です。


CMMO

この火球について、中国の天体観測機関である中国流星監視機構は、「2020年の現時点で最も明るい火球だ」と述べています。

爆発の瞬間を写真で示しますと以下のようになります。


CMMO


CMMO

また、日本時間で、この翌日となる 8月18日には、「これまで観測された中で最も地球に近い距離を飛行した小惑星」が観測されたことが報じられています。

以下はその報道です。

小惑星が上空3000キロを通過 観測史上最接近 NASA

米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は18日、SUV(スポーツ用多目的車)ほどの大きさの小惑星が、地球の2950キロ上空を通過したと発表した。小惑星としては、これまで観測された中で最も近い距離だという。

発表によると「2020 QG」と名付けられた小惑星は、仮に地球と衝突していたとしても、大気圏内で分解され、空中で火球か隕石になっていたため、被害が出る可能性は低かった。 AFP 2020/08/20)

小惑星や火球などの天体の飛来は、時期として集中する傾向がありまして、以下のような記事でも、そのようなことにふれたことがありました。

世界中で相次ぐ火球報告。11月14日には「1日に5個の巨大火球」が目撃される
投稿日:2017年11月17日

今回は火球の観測が集中するかどうかはわからないですが、いろいろなことが起きている世の中ですし、天体の事象にもこれまでにないことが起きても不思議ではないのかもしれません。







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