・2020年1月25日 トルコ・エラズー県 fobos
1月24日から 27日までに、マグニチュード 6を超える地震が 3回発生しまして、ほぼ毎日のように大地震が起きている状況となっています。
発生したのは以下の場所です。
・2020年1月24日 トルコ東部 M6.8
・2020年1月26日 アラスカ・アンドレアノフ諸島 M6.1
・2020年1月27日 ソロモン諸島沿岸 M 6.3
2020年1月24日-27日までにM6以上の地震が発生した場所
この中で、アラスカとソロモン諸島の地震については、特に大きな被害は報告されていないようですが、トルコのマグニチュード 6.8の地震は、大変な被害を出しています。
米 CNN によれば、1月27日までに、トルコでの地震による死者は 36人となり、1600人以上が負傷して病院に搬送されているとのことです。
倒壊した家屋や建物や、損傷を受けている家屋が大変に多く、まだ全体の被害は完全に把握されていないとみられ、被害はさらに拡大する可能性もあります。
・NHK
トルコは、アラビアプレートとユーラシアプレートの境界上にあるため、比較的地震が多い国ですが、そのたびに大きな被害が出ます。
今回の被害を見ますと、M6級の地震にしては、大きな建物の倒壊ぶりが激しいですので、何らかの地質的な特徴があるのか、耐震設計があまりなされていないのか、どちらかだと思いますが、甚大な影響を受けてしまったようです。
また、1月26日にマグニチュード 6.1の地震が起きたアラスカ・アンドレアノフ諸島では、この 1週間で M4.5以上の地震が 12回起きており、群発地震のような状態となっています。
アメリカ地質調査所(USGS)は、M4.5以上の地震を大地震と区分しています。
今年に入ってからは、以下のふたつの記事などでも取りあげましたように、災害級の地震がかなり連続して起きています。
地震は集中的に起きる傾向がありますので、やや気になるところではあります。