大量死 戦争の時代 異常な現象

独自の変異株が流行していた中国で、世界で主流の XBB コロナ株の流行も始まり、一大重複感染状況に。上海周辺では過度な下痢症状が拡大

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二度目の感染が拡大

このところは、変異株の名称とかを気にすることがなかったですので、どのようなコロナ変異株が各地で流行しているのか、よく知りませんでした。

最近になり、現在の世界で支配的になっている変異株が「 XBB 1.5」 というものだと知りました。以下の記事などで書かせていただいています。

 

[記事] 日英米を含む西側メジャーメディアがこぞって「すべての免疫を回避する変異種を生み出したのはワクチンである可能性がある」と連呼する不気味
 In Deep 2023年1月5日

 

しかし、同時に最近知ったのは、昨年末から中国で流行しているコロナ株は、この XBB とは異なるものだということでした。

いくつかの記事などによれば、これまで中国「独自」で流行していたのは、BF.7 や BA 5.2亜種、と呼ばれる変異株だったようです。

まあ、この中国「独自」のものが、1月8日の中国の国境開放と共に、全世界に飛び立つことになるわけですけれど、それはそれとして、

「中国で XBB 変異株の流行も始まった」

ということが報じられています。

この XBB 変異株というのは、全体的にその症状について未確認の部分が多いのですが、従来のコロナと異なる点で、

「下痢と嘔吐が主要な症状」

と伝えられることが多いものでした。

以下などに、中国語の報道を翻訳しています。

(記事) 中国の新たなコロナの流行の中で「下痢止め」が売り切れ続出、という報道 (2023/01/04)

(記事) XBB.1.5は便失禁を引き起こすと噂されており、おむつが新たな備蓄の対象になっている (2023/01/05)

 

今日、

「中国の杭州市で、下痢の患者が急増している」

という報道を見ました。

杭州市は、人口 1000万人規模の大都市で、場所としても以下のような上海などの他の大都市圏と近い位置にあります。

杭州市

Google Map

 

ここで本当に XBB の感染が拡大しているのなら、先に流行していたと見られる中国独自のコロナ変異株と含めて、非常に混沌とした感染状況が周辺都市にも拡大することも考えられないでもありません。

そして、

 

「その混沌がそのまま世界に拡散する」

 

ということも考えられないではありません。

ちなみに、現状では、国境開放後の「訪問人気ナンバー国は日本」となっています。その後の日本の報道では 3位ですが、人気であることには変わりません。

(報道) 1月8日の中国の出国再開にあたり、現状で中国からの目的地のトップは「日本」 (2023/01/04)

杭州市でのコロナ流行状況についての報道をご紹介します。




 


杭州で下痢患者が急増しており、各地で XBB 変異株の感染が疑われる

杭州腹泻患者暴增 疑XBB变种毒株多地爆发
NTDTV 2023/01/06

中国当局は、XBB.1.5 亜種ウイルスの検出を公式に確認した。

XBB.1.5 感染の典型的な症状である下痢と失禁が各地で現れており、杭州市では下痢の患者数が大幅に増加している。

人々は止瀉薬 (下痢止め)やおむつを購入し始めている。

中国共産党の公式メディアは最近、オミクロン変異ウイルスの XBB.1.5 株が上海で発見されたことを確認したことを報じた。

専門家たちは、中国で感染が地域的に急増する可能性があることを懸念している。

しかし、政権の保健当局である中国疾病管理予防センターは、「 3か月以内に XBB.1.5 のパンデミックが発生する可能性は非常に低い」と述べており、即座に「噂に対して反論」している。

しかし、中国政権の「噂への反論」は、「関連する噂が本当である」ことの証拠と見なされることが多く、むしろ人々のパニックを激化させている。

実際、上海を皮切りに、XBB.1.5 感染症の典型的な症状と考えられる下痢が蔓延している。

止瀉薬「モンモリロナイト・パウダー」は、一部のネットショップですぐに売り切れてしまった。当局による「噂への反論」の後、おむつも、再びパニック買いの対象となった。

以前、多くの専門家たちは、いくつかの異なる変異株間に交差免疫がないため、中国で複数回の流行が発生する可能性があると指摘していた。 XBB.1.5 が登場した今、市民たちは別の流行の波がすでに始まっていることを心配している。

1月5日、国営メディアは、杭州市の浙江病院の外来部長の報告を引用し、呼吸器クリニックに加えて、心臓病および消化管クリニックで受け入れられた患者の数が 2倍になったと報告した。

その中でも消化器外来は主に下痢の患者を受け入れており、最近では毎日 200人以上の患者を受け入れているという。

当局はその後、「下痢患者は増えていない」「下痢は感染症と免疫力低下によるもの」など「風説を否定する」発言を繰り返した。

さらに、流行が最初に発生した北京などの市民は、嘔吐と下痢の患者が多いことをネット上で明らかにしている。

北京の市民は微博 (中国のツイッター)に以下のように投稿した。

「北京での第 2ラウンドがすでに始まっているのでしょうか。発熱と激しい嘔吐、そして下痢に見舞われています。私は一晩中嘔吐して、死にそうになりました」

「 XBBウイルスに感染しているかどうかはわかりませんが、とにかく症状として嘔吐と下痢があり、一晩中トイレにいました」

一部の投稿者たちは、睡眠中に下痢や便失禁があり、おむつを着用しなければならなかったが、抗原が検出されなかったため、XBB に感染しているかどうかはわからないと述べた。

以前、北京や石家荘(中国の都市)などで「流行の第 2波」が報告され、多くの人の二次感染が伝えられた。

その中には、下痢に苦しんでいる患者もいれば、重度の肺炎に苦しんでいる患者もいた。さらに、2回目の感染は一般的に最初の感染よりも危険であり、若者でさえ、多くはその症状に耐えられるものではないという。

なぜ中国で同時にいくつもの変異株が出回っているのかは、世界中の他国の医療専門家たちにとって謎となっている。







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