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7月2日のバリ島のローカルメディアより
7月2日 噴火するバリ島のアグン山
2017年 11月に、1963年以来となる大噴火を起こしたバリ島のアグン島。その際の噴火は、噴煙が1万メートルほどにも達する大規模なものとなり、観光地でもあるバリで飛行機便の混乱などを引き起こしました。
その際の壮絶な噴火に関しては以下の記事などで取りあげています。
バリ島アグン山の場所
・Google Map
その後、活動は落ち着き、そのまま今回の一連の火山活動も終息したのかと思われてもいました。
ところが、6月の下旬から火山活動が再び始まったことが示され、6月28日から噴火が再開。そして、7月2日には冒頭の報道にありますように、短時間に3回の爆発的噴火を起こすという激しい火山活動が始まりました。
噴火するアグン山
環太平洋火山帯は、どこも火山活動が活溌になっていますが、インドネシアは特に激しい場所のひとつといえ、激しい火山活動が続いているシナブン山や、最近活動が再開されたクラカタウ山など、過去に「巨大噴火が地球の環境を変えた」とされている大きな火山が次々と噴火しています。
日本以上に火山が密集しているインドネシアでは、現在以下のように十数にのぼる火山が噴火、あるいは噴火の徴候を見せています。
7月2日現在インドネシアで活動している火山
・Google Map、Volcano Discovery
最近の世界での動向と「時期の問題」を考えると、インドネシアでの火山活動も、今後さらに活溌になっていく可能性が高いと考えられます。