6月30日 ロシア・クラスノダール地方 破壊的な雹嵐に破壊された車両
・Катаклизмы и катастрофы природы
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ロシアの最近の気象の荒さは、過去にない規模のものとなりつつありますが、6月30日、ロシア南部の黒海沿岸から 80キロメートルほどの場所にあるクラスノダールという街が激しい雹(ひょう)嵐に見舞われました。
クラスノダールの場所
・Google Map
雹嵐そのものは最近は、ロシアでもヨーロッパでも頻繁に観測されているもので、珍しいものではないです。
しかし、この 6月30日のクラスノダールの雹嵐は「暴力的」という表現がとても合うもので、非常に破壊的な跡を残しました。
雹に破壊されたクラスノダールの家屋
破壊された自動車
下の動画は、クラスノダールで撮影され SNS に投稿されたものの一部です。
https://youtu.be/qBlxyogCrH0
爆撃にでも遭ったかのように、雹に破壊された車両が道路のあちこちに置かれてあります。
どのくらいの時間、雹が降っていたのかの記述はないのですが、数多くの家やビルの窓ガラスが破壊され、自動車もボコボコになっている光景が投稿されていました。
6月30日のクラスノダールの風景
ロシアも今年の 6月は地域的に非常に気温が高くなっていて、しかし、上空に冷たい空気も次々と入ってくるために、激しい悪天候が止まらない感じがあります。
最近も、ロシアの悪天候関係としては下のふたつの記事をご紹介しました。
スーパーセルや津波雲などは、世界全体で見ても、この2、3年くらいのあいだに急速に増えてきたものですが、ロシアではかつてはほぼまったく出現しなかったものでもあり、そういう気象や光景がロシアにおいてもさまざまな地域に広がってきています。
大きな範囲で地球の環境は変化してきていることが今のロシアで起きることを見ていても何となくわかります。