米 CDC (疾病予防管理センター)の「ワクチン有害事象報告システム / VAERS」のデータの最新情報を定期的にご紹介しています。
今回は 4月8日までの有害事象報告データです。
4月1日までのデータは、以下の記事にあります。
米CDC有害事象報告システム(VAERS)データ。4月1日の時点までのワクチン接種後の有害事象報告数は5万6869件。死亡例は2342件
投稿日:2021年4月11日
以下は、現時点で最新の 4月8日までの CDC への有害事象報告データです。
なお、これはあくまで、医療機関や家族、本人などからの「報告」であり、CDC などは、これらの有害事象がワクチンと関係しているとは述べていません。
4月8日までの有害事象の内訳は、文字にしますと、以下のようになります。
新型コロナワクチンの有害事象報告
2021年4月8日までの全報告数 68,347件・死亡 2,602件 (3.81%)
・永久的な障害 950件 (1.39%)
・受診 10,692件 (15.64%)
・緊急病院に搬送 10,046件 (14.7%)
・入院 5,064件 (7.41%)
・回復 26,727件 (39.1%)
・生命への脅威 1,506件 (2.2%)
・深刻でない事象 25,205件 (36.88%)
有害報告全体の中の「重症」とされた事例は、8,285件と表示されていまして、前回より 314件増加し、前回までより、やや増加の幅が大きいです。
報告の中で、毎回個別で見ている「ベル麻痺(顔面麻痺の一種)」、そして「流産や胎児への影響」、「アナフィラキシー反応」は以下のようになっていました。
・ベル麻痺(顔面神経麻痺) 531件(データ) 前回までは 500件
・流産 / 早産 / あるいは胎児への影響 416件(データ) 前回までは 387件
・アナフィラキシー反応 20,021件(データ)
アナフィラキシー反応に関しての年齢分布を見ますと、高齢者ではなく、17歳から 65歳までの年齢層が圧倒的に多いです。その年齢層で全体の 8割を占めていることがわかります。
アナフィラキシー反応の報告
VAERS
なお、最近、ワクチンの「副反応としての血栓や血液凝固」についての報道などを見かけることがありますので、今回から、この有害事象報告システムからの「血栓の事例」も掲載します。
・血栓、血液凝固あるいは血小板減少 795件(データ)
これは年齢層に関係なく報告されているようで、年齢ごとの報告数は以下のようになります。
血栓、血液凝固あるいは血小板減少の報告数
17 - 44歳 133件 (16.73%)
44 - 65歳 208件 (26.16%)
65 - 75歳 173件 (21.79%)
年齢不明 68件 (8.55%)
この血栓や血液の問題に関しての作用は「副反応」というような直後のものとして述べられることも多いですが、すべてのコロナワクチンが「スパイクタンパク質を誘発する作用を持っている」と考えると、そういう短期間での反応ではないかもしれません。
米チルドレン・ヘルス・ディフェンスの代表であるリン・レッドウッド名誉会長は、以下のように述べていますが、同じように述べる科学者も多くいます。
ワクチンによって誘発されたスパイクタンパク質が、ACE-2受容体との相互作用を介して細胞シグナル伝達を引き起こす可能性がある方法について、私たちが持つ知見と、これらの事象(血栓などの有害事象)は一致します。
このようなことが起こると、血管の上皮内層に炎症や他の多くの潜在的な病理学的イベントが発生し、凝固系を活性化します、そして、抗凝固経路をダウンレギュレート(※ 神経伝達物質やホルモンなどへの応答能が低下すること)し、血餅形成を引き起こす可能性のある炎症誘発性サイトカインを誘発する可能性があります。 (childrenshealthdefense.org)
つまり、「スパイクタンパク質が誘発され続けている限り」は、いつまでもこの状態に対してのリスクが生じる可能性があるということになるのかもしれません。
そして問題は、ワクチンによるスパイクタンパク質の誘発が、いつまで続くものなのか、誰にもよくわかっていないところです。
仮にそれが非常に長く続くものだった場合、身体内の血液と血管に大きなリスクを保持したままの時間が継続するということになる可能性もあるのかもしれません。