米 CDC (疾病予防管理センター)の「ワクチン有害事象報告システム / VAERS」のデータの最新情報を定期的にご紹介しています。
今回は、10月1日までの以下のデータからです。
Found 778,685 cases where Vaccine is COVID19
前回分は以下になります。
[定期]アメリカの9月24日までのワクチン接種後の有害事象報告は 75万件超、死亡例は 1万5937件。ファイザー社が「5歳から11歳へのワクチン承認」を食品医薬品局に申請
現時点で最新の CDC の有害事象の全体の報告数、死亡報告数、重症報告数のそれぞれの前回からの 1週間の推移は以下のようになります。
・有害事象報告 75万2803件 → 77万8685件(前週から 2万5882件増加)
・死亡事例報告数 15,937件 → 16,310件(前週から 373件増加)
・重症事例報告数 10万5,758件 → 11万1,921件 (前週から 6,163件増加) データ
まず、若い世代の有害事象報告です。
若い世代の有害事象が特に増え続けています。
十代の有害事象と死亡事例
・12歳から17歳の有害事象報告 15,663件(データ) 前回 15,251件
・12歳から17歳の重症事例 1,257件 (データ) 前回は 1,200件
・9歳から12歳の有害事象報告 818件(データ) 前回は 798件
以下は、12歳から17歳の重症の事例の報告数と、死亡事例です。
・12歳から17歳のアナフィラキシー事例報告 2,742件 (データ) 前回は 2,674件
・12歳から17歳の心臓障害の事例報告 489件 (データ) 前回は 476件
・12歳から17歳の血液凝固障害の事例報告 96件 (データ) 前回は 99件
・12歳から17歳の「死亡」事例報告 23件 (データ) 前回は 21件
12歳から17歳の死亡事例は、2件増えました。
以下は、 12歳から17歳のアメリカでの死亡事例の詳細です。ID 番号のリンク先に詳細な個別臨床データページがあります。
2021年10月1日までの12歳から17歳の 23人の死亡事例の詳細
・15歳 / 女性 / ニューハンプシャー州
[症状]アナフィラキシー反応、心停止
[接種から死亡まで] 1日 (ID 1187918)・16歳 / 女性 / ウィスコンシン州
[症状]心停止
[接種から死亡まで] 11日 (ID 1225942)・15歳 / 男性 / コロラド州
[症状]心不全
[接種から死亡まで] 2日 (ID 1242573)・16歳 / 男性 / カリフォルニア州
[症状]死亡(原因不明)
[接種から死亡まで] 48時間以内 (ID 1382906)・16歳 / 男性 / ジョージア州
[症状]胃腸穿孔、状態悪化、死亡
[接種から死亡まで] 4日 (ID 1386841)・13歳 / 男性
[症状]インフルエンザ様疾患、死亡
[接種から死亡まで] 2日 (ID 1406840)・16歳 / 女性 / ペンシルベニア州
[症状] 胸痛、血球貪食性リンパ組織球症、心嚢液貯留、長期入院、死亡
[接種から死亡まで] 73日 (ID 1420630)・13歳 / 男性 / ミネソタ州
[症状] 小脳出血、 心停止、死亡
[接種から死亡まで] 17日 (ID 1431289)・13歳 / 男性
[症状] 死亡
[接種から死亡まで] 不明 (ID 1463061)・13歳 / 男性
[症状] 心臓肥大、 心筋炎、死亡
[接種から死亡まで] 0日 (ID 1429457)・16歳 / 男性 / カリフォルニア州
[症状] 死亡
[接種から死亡まで] 27日 (ID 1466009)・16歳 / 男性 / ペンシルベニア州
[症状]死亡
[接種から死亡まで]6日 (ID 1475434)・15歳 / 男性 / ニューヨーク州
[症状]失神、心室性頻脈、死亡
[接種から死亡まで]4日 (ID 1498080)・13歳 / 女性 / メリーランド州
[症状]心室頻拍、死亡
[接種から死亡まで]27日 (ID 1505250)・13歳 / 女性
[症状]死亡
[接種から死亡まで]不明 (ID 1655100)・16歳 / 女性 / ウィスコンシン州
[症状]肺塞栓症
[接種から死亡まで98日 (ID 1694568)・16歳 / 男性
[症状]心不全、心筋症
[接種から死亡まで]23日 (ID 1734141)・16歳 / 男性
[症状]自死
[接種から死亡まで]8日 (ID 1576798)・15歳 / 女性
[症状] 無力症、脳死、心停止
[接種から死亡まで]27日 (ID 1592684)・13歳 / 男性
[症状] 多臓器不全、敗血症性ショック
[接種から死亡まで]3日 (ID 1633205)・15歳 / 男性
[症状] 死亡
[接種から死亡まで]4日 (ID 1668800)・14歳 / 男性
[症状] 肺水腫、心不全
[接種から死亡まで]38日 (ID 1690103)・16歳 / 男性
[症状] 心停止、心室細動、腸虚血
[接種から死亡まで]6日 (ID 1702154)・16歳 / 女性
[症状] 不明 (午前中に接種を受け、午後にベッドで死亡しているのが発見される)
[接種から死亡まで]不明 (ID 1732657)
次に全体です。
全体の有害事象事例
毎回見ている「ベル麻痺(顔面麻痺の一種)」「流産、早産」「アナフィラキシー反応」は、以下のようになっています。
・ベル麻痺(顔面神経麻痺) 6,166件(データ) 前回 5,889件
・流産・早産・死産 2,283件 (データ) 前回 2,138件
・アナフィラキシー反応 202,685件(データ)前回 196,910件
「血栓、血液凝固あるいは血小板減少」の報告は以下のようになっています。
・血栓 / 血液凝固 / 血小板減少 22,152件(データ) 前回 21,157件
ギランバレー症候群は以下のようになっています。ギランバレー症候群の報告数の増加幅も大きくなっています。
・ギランバレー症候群 1,407件 (データ) 前回 1,298件
アメリカでは、死者数は、1日 1500人から 2000人の間で高止まりしていますが、感染状況は低下傾向にあります。
しかし、アメリカの西部など、一部で今後劇的に気温が下がっていく予測がなされており、気温の低下と共に、また感染状況も変化していくかもしれません。
この冬は過度なエネルギー不足に陥る国や地域が多い可能性があり、昨年よりもいろいろな問題が多くなりそうです。