地球の記録 – アース・カタストロフ・レビュー

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太陽の表面に3か月連続で巨大なコロナホールが出現し。太陽の3分の1を黒く染めている

   

現在の太陽のコロナホール 白い線は磁気の流れの方向

corona-hole-comebackSpace Weather

 

11月18日頃から太陽の表面に巨大なコロナホールが出現し始め、現在その面積が拡大しています。

コロナホールというのは、その温度が低いため周囲よりもはるかに暗く見えるために、X線で観測すると「暗い穴」が開いたように見えるために、何となく「太陽の光が欠けている」かのようにも見えるものです。

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NASA の観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)が 11月20日に撮影した太陽の様子は下のようになっています。

2016年11月20日の太陽のX線画像

coronalhole-sdo-1121・NASA

この写真ではわかりづらいですが、冒頭のスペースウェザーの図のように、現在、太陽の表面の3分の1ほどがコロナホールとなっていて、かなり巨大なものとなっています。

コロナホールの領域を拡大した写真

corona-b1

 

最近の太陽では、頻繁に巨大なコロナホールが観測されていて、10月と9月にも、それぞれ巨大なコロナホールが出現し、それらの時には、地球はその影響による磁気嵐にさらされました。

2016年9月2日の太陽のコロナホールの状況

coronalhole_sdo_0901b・NASA

 

今回また巨大なコロナホールが出現したということで、3か月連続での「巨大コロナホールの出現」ということになりそうです。

ただ、今回のコロナホールは、太陽表面の、比較的緯度の高い場所にあるため、現時点では、地球に磁気などの影響を直接的に与えるということはなさそうです。

ちなみに、この大きさがどのくらいのものかといいますと、たとえば、今年の7月に太陽に出現した幅の長いコロナホールの距離が、約 70万キロメートルでしたので、その際の図と比較しますと、現在のコロナホールの巨大さも何となくわかるような気がします。

2016年7月5日に太陽に出現した長さ70万キロメートルのコロナホール

coronalhole-sdo-0705・NASAIn Deep

地球の直径が、約1万2千キロメートルですので、これらの太陽のコロナホールは地球が何百個でも入るような広さということになりそうです。

これらのコロナホールが地球に与える影響は磁気以上のことについてはわからないですが、冒頭の図のように、太陽表面では磁気の流れが大きく変化する事象でもあり、やはりこの期間は何らかの意味があるのかもしれません。

それについては、検証してみたいとも思っています。

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