地球の記録 – アース・カタストロフ・レビュー

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地震がほぼない東欧で続く地震。ルーマニア震源の地震では、ウクライナで過去214年で最大の揺れを記録

   

2016年9月24日のルーマニアの報道より

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ふだんは、ほとんど起こらないといっていいほど地震が発生することはない東欧地域で 9月20日過ぎから各地で地震が発生しています。

9月24日には、ルーマニアで「マグニチュード 5.6」という、東欧としては異例といえる規模の地震が起きました。

マグニチュード 5.6規模ですと、地震慣れしている日本や台湾ではどうということのない規模の地震ですが、ルーマニアでは冒頭の報道のように大きな騒ぎとなっているようです。

揺れを感じた地域はルーマニア国内にとどまらず、隣国のモルドバ、セルビア、ブルガリア、そして、ウクライナでも比較的強い揺れを感じたようです。

下の図の丸い点がある部分が揺れを感じた地域となります。

9月24日の地震で揺れを感じた地域

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被害に関しては、地震でパニックに陥って救急車で運ばれた人などを含めて、数人の軽い怪我の負傷者が出ただけで、死亡した人などはいません。

また、家屋やインフラなども、一部、小さな倒壊などはあったようですが、大きな建物への被害などは報道では書かれていません。

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ただ、地震のほとんどない国での地震ということと、ここ数日、東欧で地震が相次いでいることもあり、わりと大きく報道されています。

ここ数日の東欧では、下のような地震が起きています。

9月21日から9月24日までの東欧震源の地震

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また、今回の地震での周辺国での揺れに関して、ウクライナでは、過去 214年の中で最大の揺れを記録したことが報じられています。

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ウクライナでの「震度」の分布がどのようになっているのかわからないですが、上の表では、どうやら「震度5から震度9と、それ以上」となっているようで、今回のルーマニアの地震では、ヤルタ会談が行われたウクライナのヤルタなどで「震度9以上」という色分けとなっていて、他もウクライナの各地で揺れを記録したことが示されています。

ちなみに、この揺れは、1802年に、ルーマニアのヴランチャ県で発生したマグニチュード 7.9の地震の際に記録したウクライナ基準の「震度7」を上回り、ウクライナの観測史上で最も強い揺れとなったと記されていました。

まあ、「震度7」とか「震度9」とか、大変な字面となっていますが、このマグニチュード 5.3と、震源からの距離から考えまして、日本の震度と照らし合わせると、おそらくですが、ウクライナの「震度7」が日本の震度2くらい、震度9が、日本の震度3くらいだと思います。

それにしても、東欧で地震が連続しているというのは珍しいことですし、そして、今年はヨーロッパ各地で、規模は小さいながら地震が続いてまして、地質的ないろいろが変化しているようです。

すべての領域において、耐震の概念がないヨーロッパですので、今回のを上回るような地震が起きた場合は、かなり厳しい状態になるかとも思われます。

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