23歳のジョー・バグリーさん。
植物にのめりこみすぎると…
英国で、特別広いというわけではない家の室内に、1400本の観葉植物を育てている 23歳の男性の話題について、エポックタイムズが取り上げていました。
1400本って、一般的にはもう手が回らない数ですけれど、ちゃんとやっているようです (私も一人暮らしならこの段階に突入すると思う)。
まあ、写真を見ますと、お風呂とか洗面所は、植物に占領されて機能していないようにも見えますが。
最近以下のような記事も書きまして、植物を部屋に置くこと自体は悪いことではないと思います。
[記事] 植物は、ガンの原因となるガソリン煙を「室内の大気から 97%除去できる」ことがシドニー大学の研究で判明
地球の記録 2023年6月5日
ただ、極端になると、次第に「植物に追いつめられていく」ということにもなります。私もよくなりかけます。
「何のために自分はいるのか」と思いながら世話に明け暮れる。そして、植物は巨大化していく。
ともかく、英国のジョー・バグリーさんのその記事を写真と共にご紹介させていただきます。
寝室1室の家の室内に 1400本の植物を植えて生活している英国の男性
Young Man Fills His One-Bedroom Home With 1,400 Plants: ‘It Takes My Mind Off Overthinking’
Epoch Times 2023/06/14
10年前、祖母からもらったオリヅルランが観葉植物収集への深い情熱を引き起こして以来、イギリスの若い男性は、寝室が 1つの家の隅々を 1400 本もの植物コレクションで埋め尽くした。
彼は現在、植物栽培の専門知識を自身のウェブサイトで共有し、他の人に植物の喜びをもたらすことを望んでいる。
ジョー・バグリーさん(23歳)は、イギリスのレスターシャー州ラフバラーの町で祖母の家の向かいに住んでいる。祖母の家を出て以来、彼は現在、コーチハウスを改装した家に犬と二人で住んでいる。
彼の美しい家には、階段を含むすべての部屋に 400個のテラコッタ鉢を含む 1400本の観葉植物があふれている。
ジョー・バグリーさんの部屋。
園芸センターで働いているバグリーさんは、屋外の庭園スペースにも、「ゆっくりと植栽を引き継ぎ」つつある。
バグリーさんの家族は当初は疑問を抱いていたものの、彼の使命をかなり支持してきた。「だって、時間を使ってやるべきことはもっと悪いことがありますから」と家族は語った。
バグリーさんは、植物の世界に興味を持ったきっかけは、屋内と屋外の両方で植物を育てるのが好きだった祖母の影響だと語った。
「祖母は小さなライナー(子株)を出したオリヅルランを持っていて、私はそれを『スパイダーレット』と呼んでいました」と彼は語った。
「祖母はこう言いました。『気に入った?』。そして、私は、家の中に小さな植物を植えてみたらどうだろう」と思ったのです。
バグリーさんは、祖母の冷蔵庫の上のガラスびんから挿し木が根を伸ばすのを「小さなつま先立ち」で待っていたことを覚えている。1か月後、植物は準備が整った。バグリーさんは祖母と一緒にそれを鉢植えにし、歴史はそこから始まったと語った。
当時、バグリーさんには寝室が 1つしかなく、スペースもあまりなかったため、ハエトリグサ、サボテン、室内用の小さなヤシの木などの小さな植物しか育てることができなかった。
「でも、自分専用の家を手に入れてからは、植物と一緒に過ごすことがすっかり楽しくなりました」と彼は言う。「家中に何百もあります。よく考えてみると、実は上の階には家具が何もないのです。ベッドとベッドサイドテーブル以外は、完全に植物用なんです」
場所がないため、衣服を屋根裏部屋に保管しなければならないバグリーさんだが、自然に近づき、植物のさまざまなニーズについて学ぶことを楽しんでいる。
たとえば、成長の仕方、開花の時期、必要な水の量、必要な光の量などだ。彼のコレクションには、英国原産の植物、熱帯植物や花、多肉植物、つる植物、さらには 70年代に母親が購入した義理の叔父からの樹齢数十年のクリスマス・サボテンも含まれている。
バグリーさんは、これらの植物の世話をする日課について次のように語った。
「家の中を歩き回って、水やりが必要なものがないかを確認するだけです。時々、大掃除をして、全員に同時に水をやることもありますが、それには何時間もかかるので、少しずつ、頻繁にやるだけです。時々肥料を与えたりします。場合によっては、植物にとっては自然な性質である害虫に感染することもあります。その場合、それらを外に出し、葉を洗い流し、すすぎ、再び中に戻して、害虫が戻ってくるかどうかを待つだけです」
バグリーさんは、膨大な植物コレクションをインスタグラムで共有し、自身のウェブサイトを立ち上げて以来、イギリスのメディアから「ジャングルボーイ」と呼ばれるようになった。彼は緑豊かな家で人混みから目立つのが大好きだという。
「人が来るのは嬉しいですが、一人でいても、孤独を感じません。現在の生活の中で、さまざまなことについて考えすぎたり、不安になったりすることがなくなりました。それは一番良いことだと思うし、世界で何が起こっていようと、植物たちが常に成長し続けることを知っているだけで、自分だけの小さな世界にいるような気分になります。それは、一日の終わりに逃げられる、素敵な小さな方法です」
「私は自分の手を汚すのが好きです」とバグリーさんは言う。
「私の極端な生活ぶりに何か言う人は多くありませんが、誰もが、家の中で植物を育てることができるという考えを理解しています。庭を持つ必要はありません…屋内に自然を取り入れることができます…木々の葉を吹き抜ける風を感じながら、座ってリラックスして自然を楽しんでいただきたいです」
家に植物を取り入れることに興味がある人たちに、バグリー氏は、植物は世話をする人に依存していることを覚えておくべきだとアドバイスする。
「よく世話をすれば、巨大な植物に成長する能力があります」と彼は言う。